世界的なメガクラブでプレーすることは、選手にとって大きな誇りだ。一方で、とてつもない重圧にさらされることも避けられない。

 現地時間2月21日に行なわれたラ・リーガ第24節で、バルセロナは本拠地カンプ・ノウでカディスと1-1で引き分けた。先制した後も追加点に迫りながら、終盤にフランス代表DFのクレマン・ラングレが献上したPKで追いつかれ、2ポイントを逃している。

 首位アトレティコ・マドリーが前日の試合で敗れていたため、まさに好機を逸したかたちだ。“戦犯”とされたラングレは、試合後にスタジアムを去る際、車に押し寄せたサポーターに囲まれ、涙する動画がインターネットで出回った。

 名門バルサでプレーする重圧を知る人物は、この動画を観て、想うところがあるようだ。スペイン紙『Marca』によると、2014年から3シーズンにわたってバルセロナでプレーした元フランス代表のジェレミー・マテューは、『RAC1』で「バルサでのラストシーズンはひどい一年だった」と振り返っている。

「トリノでの敗戦がすべて自分のせいかのように感じた。どうしてみんなが自分を『殺した』のか、分からない。サッカーは11人でやるものだ」

【動画】「バカげたペナルティ」痛恨のPK献上!ラングレの信じ難いミスはこちら
 また、マテューは、「ドレッシングルームで孤独を感じた。誰も支えてくれなかった。自分にとって、これはサッカーじゃない」と続けている。

「今はみんながラングレを殺している。自分にはそれがどういうものか分かるよ。彼はポジティブであろうとしなければいけない。状況を変えて、自分のベストを尽くすためにね」

 さらにバルセロナ移籍以降にパフォーマンスがつねに騒がれている同胞FWアントワーヌ・グリエーズマンについても、「アトレティコ・マドリー時代の出来じゃない」とマテューは語った。

「個人的には、彼がバルサに移籍したのは間違いだったと思う。アトレティコでは非常に重要なひとりだったけど、バルセロナでもそうなのかは分からない」

 ラングレやグリエーズマンは、時に過剰なまでに重くのしかかるプレッシャーはねのけることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部