[J1リーグ開幕節]札幌−横浜FC/2月27日(土)/14:00/札幌ドーム

 9年ぶりのホームでの開幕戦だ。プレシーズンにはアクシデントもあった。ペトロヴィッチ監督が帰国中のオーストリアで左大腿骨を骨折。治療のために来日が遅れ、その後は隔離期間に入り、開幕戦の4日前、23日にチームに合流を果たしたのだ。

 もっとも、指揮官不在の間も四方田ヘッドコーチを中心にチームは調整し、札幌ドームでの横浜FCとの開幕戦を迎える。

 スタメンは読み切れない部分もある。GKはベテランの菅野孝憲と、昨季に特別指定選手としてプロデビューした身長2メートルの大卒ルーキー中野小次郎が争い、ともに先発を掴む可能性がある。経験豊富な菅野か、伸び盛りの中野小か、指揮官がどちらを選ぶのか興味深いポイントである。

 ウイングバックもタレントが揃っている。主戦場は左サイドのルーカス・フェルナンデスは昨季に右サイドでも起用された実績もあり、その突破力は貴重だ。ただ左サイドには菅大輝もおり、二人が高いレベルで鎬を削る形になっている。
 
 一方の右サイドもシャドーと併用のドリブラー、金子拓郎に加え、新加入のテクニシャン、青木亮太も控える。L・フェルナンデスを右で起用する可能性もあり、様々な選択肢が考えられるだろう。

 CFはジェイ、アンデルソン・ロペス、ドウグラス・オリヴェイラと助っ人が顔を並べ、期待値の高いセクションでもある。交代策を含め試合状況によって柔軟に形を変えられそうで、ペトロヴィッチ監督の腕の見せ所とも言えそうだ。

 またオフに1年半ぶりに復帰した小野伸二に関しては、横浜FCの中村俊輔とのマッチアップも楽しみなところ。日本が誇る司令塔の競演が実現すれば、ゲームのクオリティは上がるはず。

 ゲームのポイントとしては、昨季から取り入れるマンツーマン戦術を活かし、ゲームの主導権を握れるか。サポーターの力を背に、勝利を手にしたい。

構成●サッカーダイジェスト編集部

【画像】J1全20チームの2021年シーズン予想フォーメーション