[J1リーグ1節]神戸1-0 G大阪/2月27日(土)/ノエビアスタジアム神戸 

【チーム採点・寸評】
神戸 6.5
4-4-2のトップに郷家を起用するサプライズ布陣。課題の守備が改善され、古橋のゴールを守り切ってウノゼロで快勝。攻守両面で山口の働きが光った。

【神戸|採点・寸評】
GK
1 前川黛也 6.5
52分の小野瀬のミドルシュート、58分と61分の宇佐美の決定機など90分間を通してビッグセーブを連発。完封勝利に大きく貢献した。

DF
23 山川哲史 6
28分頃にG大阪の川﨑に交わされてピンチを招いたが、それ以外は1対1で主導権を握った。相手CKではパトリックも抑えてみせた。

17 菊池流帆 6
相変わらずの熱い守備でクリーンシート達成に貢献。48分頃には気持ちが入り過ぎて、オッシャー!という咆哮を会場に響かせていた。
 
4 トーマス・フェルマーレン 6.5
エリア内でパトリックを抑え、要所では酒井をカバーリング。75分には高い位置でL・ペレイラへの縦パスを潰すなど完璧に近い守備を見せた。

24 酒井高徳 6.5
いつも通りの安定した守備で、宇佐美や小野瀬に決定的な仕事はさせなかった。攻撃では山口のフィードから積極的に仕掛け続けた。

MAN OF THE MATCH
MF
5 山口 蛍 7
左ボランチでゲームを終始コントロール。ほぼノーミスでチームをけん引し、78分には古橋のゴールもアシスト。文句なしのMOM。

6 セルジ・サンペール 6(67分OUT)
右ボランチで出場。タイトな守備と長短のパスを駆使してリズムを作った。矢島への危険タックルで警告を受けたこと以外は及第点。

【動画】G大阪戦のハイライト。古橋の技あり弾で神戸が1−0勝利!
MF
20 井上潮音 6(80分OUT)
J1デビュー戦とは思えない落ち着き。左サイドハーフを軸に自由に動き回り、守備では自陣深くまでプレスバック。大化けの予感を漂わせた。

11 古橋亨梧 7(80分OUT)
MOMの山口と同じくチーム最高採点とした。値千金の決勝ゴールだけではなく、迫力ある攻撃で常に相手の脅威になり続けた点を好評価。

7 郷家友太 6.5
2トップの一角に入り、くさびのパスを受けて前線の起点に。後半途中からはボランチでプレーするなどマルチに活躍した。

FW
9 藤本憲明 5.5(HT OUT)
郷家と2トップを形成。序盤は前線からのプレスで存在感を放ったものの、攻撃に関しては思うように絡めず。前半のみでドウグラスと交代。
 
交代出場
FW
49 ドウグラス 6.5(HT IN)
藤本と交代でトップへ。エアバトルで優位に立ち、前線で存在感を見せた。守備もサボらず、山本にプレスをかけ続けるなど献身さが光った。

MF
37 増山朝陽 6.5(67分IN)
サンペールと交代し右サイドハーフへ。昨季J2福岡で磨きをかけたドリブルで積極的に仕掛け、FK獲得などでチャンスを広げた。相手にとってイヤな存在に。

MF
14 安井拓也 ―(80分 IN)
井上と交代し、左サイドハーフへ。残り時間を考えて守備的にプレー。勝利に貢献も、安井の良さが出たとは言い切れない。出場時間が少なく評価はなし。

FW
21 田中順也 ―(80分IN)
古橋と交代し、トップへ。追加点を視野に入れながら、要所でボールをキープするなどうまく時間を使った。出場時間が少なく評価はなし。

監督
三浦淳寛 7
オフに守備の改善に取り組み、見事クリーンシートを達成。攻守の切り替えも速く、うまくチームをまとめてきた印象。交代策もハマった。

【J1第1節PHOTO】神戸 1−0 G大阪|古橋の技あり弾で神戸が開幕戦に勝利

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
【チーム採点・寸評】
G大阪 6
敗れたものの、内容は互角だった。4-3-3の新システムも機能し、相手を押し込む時間帯もあった。ただ、守備強度にはやや課題が残った。

【G大阪|選手採点】
GK 
1 東口順昭 6
ほとんど危ない場面はなく、ビルドアップにも積極的に加わった。失点シーンは、山口のパスと古橋のループシュートを褒めるべきか。

DF
8 小野瀬康介 6
右SBとして公式戦2試合目。守備では2対1の場面を作られて手を焼いたが、攻撃では51分の強烈ミドルシュートで相手ゴールを脅かした。

3 昌子 源 6
昨年12月の手術から復帰。神戸の分厚い攻撃を跳ね返し続けたが、失点シーンでは古橋よりもやや反応が遅れた。それ以外は及第点。
 
5 三浦弦太 6
序盤は郷家を捕まえきれなかったものの、前半に許したシュートは2本のみ。ビルドアップでも前につけるパスでリズムを作った。

4 藤春廣輝 6.5
58分にドリブルから宇佐美の決定機を演出。守備では64分にはサンペールから古橋へのロングフィードに対応。攻守で存在感を放った。

MF
29 山本悠樹 6.5
試合を通して厳しいプレスを受けながらも、ほぼボールロストせず。後半は自由に持てる時間帯も増え、攻撃をうまくクリエイトした。

15 井手口陽介 5.5(82分OUT)
全体的に悪くはなかったが、井手口らしさはやや影を潜めた。プレスがかからず、サンペールや山口を自由にやらせてしまった印象。

21 矢島慎也 6(76分OUT)
結果的にオフサイドだったが、46分にはCKから決定的な場面も。攻撃面では目立っていた一方で、守備ではややプレスに甘さが。
 
MF
34 川﨑修平 5.5(76分OUT)
28分に山川を交わしてカウンターを仕掛けるなど前半はいい働きを見せた。だが、後半は消える時間も多かった。

FW
18 パトリック 5.5(67分OUT)
前線で起点を作りたかったが、フェルマーレンや菊池にうまく抑えられてボールが収まらず。シュート0本というのも寂しい。

39 宇佐美貴史 6(67分OUT)
61分の胸トラからの見事なボレーシュートなど神戸キラーらしさは見せた。だが、ことごとくGK前川の好セーブに阻まれた。
 
交代出場
DF
27 高尾 瑠 6(67分IN)
宇佐美と交代で入り、小野瀬が右ウイングへ、高尾は右SBへ。昨季不動の右SBは安定した守備に加え、積極的な攻撃参加でリズムを作った。

FW
9 レアンドロ・ペレイラ 5.5(67分IN)
パトリックと交代し、そのままトップへ。前線を活性化させたかったが、菊池やフェルマーレンに抑えられた。

MF
6 チュ・セジョン 5.5(76分IN)
川﨑と交代し、アンカーへ。山本が一つ前へ。韓国代表MFのG大阪デビュー戦だったが、投入後すぐに失点とほろ苦い試合に。

MF
10 倉田 秋 5.5(76分IN)
矢島と交代し、左ウイングへ。縦横無尽に動いて攻撃にアクセントを加えたが、決定的な仕事はできなかった。

FW
32 チアゴ・アウベス ―(82分IN)
井手口と交代し、2トップの一角に。ボールが入らず、ほとんど仕事ができなかった。出場時間が少なく評価はなし。

監督
宮本恒靖 6
76分の2枚替え直後に失点したのは痛かった。だが、序盤の入りが悪かった中で、巧みにカードを切りながら立て直すなど手腕は見せた。

取材・文●白井邦彦(フリーライター)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。