2021年シーズンのJ1リーグがついに開幕を迎え、2月26日、27日、28日に各地で、第1節の10試合が行なわれた。ここでは、今節の全試合からサッカーダイジェストWeb編集部が選定したベストイレブンを紹介していく。

 札幌で今季から9番を背負う23歳のレフティが、開幕戦からさっそく躍動した。

 ホームでの開幕戦で先発出場を果たした金子拓郎は、先制して迎えた4分、ペナルティエリア右での鋭いカットインから左足でネットを揺らすと、45+4分にも同じ形からチームの4点目を奪取。得意の切り返しで奪った2得点に加え、積極的な攻め上がりで右サイドを支配したこのMFを今節のMVPとした。

 5発快勝を収めた札幌からは、さらに駒井善成も選出。常に適切なポジショニングを取り、攻守に渡って相手の脅威となっていた。
 
 柏に2−0の快勝を収めたC大阪からも、大久保嘉人と西尾隆矢の2名をセレクト。前者は15年ぶりの古巣復帰で、開幕からいきなり指揮官の起用に応える先制点を決め、後者はJ1初出場&初先発とは思えない堂々としたプレーで守備陣を引き締め、クリーンシートに貢献した。

 また、“神奈川ダービー”を制した昨季王者・川崎からは、2ゴールに加え、さすがのキープ力とパスで攻撃にリズムを生んだ家長昭博。G大阪を相手に勝点3をもぎ取った神戸からは、決勝点をアシストするなど終始ゲームをコントロールした山口蛍。昇格組の福岡を圧倒した名古屋からは、スピードを生かした突破が光り、2得点を決めたマテウスを選んだ。

 そのほか、指揮官も絶賛する守備対応を見せた鳥栖の中野伸哉。途中出場ながら攻守で抜群の存在感を発揮した清水の後藤優介。終了間際のヘッド弾でチームを救ったFC東京の森重真人。GKには、圧巻のスーパーセーブ連発した仙台のヤクブ・スウォビィクを選出した。
 
【今節のベストイレブン】
GK
27 ヤクブ・スウォビィク(仙台)6.5 ●初選出
後半はビッグセーブを連発。とくに86分に、広島の東俊希のヘディングを止めたセーブはすごかった。

DF
33 西尾隆矢(C大阪)6.5 ●初選出
J1初出場&初先発とは思えない落ち着き。柏のクリスティアーノらに対しても個の強さを発揮した。

3 森重真人(FC東京)7 ●初選出
大きなミスもなく集中してディフェンスラインを締めていた。86分にはヘディング弾でチームを敗戦の危機から救ってみせた。

47 中野伸哉(鳥栖)6.5 ●初選出
高校2年生の17歳は1対1の対応もビルドアップも常に冷静。金明輝監督も「3バックの中で一番良かったんじゃないか」と絶賛する守備対応で、開幕勝利に大きく貢献した。

MF
14 駒井善成(札幌)7 ●初選出
周囲とのバランスを取りながらも、ここぞの場面では思い切った動きで相手守備を揺さぶってみせた。得点も思い切りの良さから。

5 山口 蛍(神戸)7 ●初選出
左ボランチでゲームを終始コントロール。ほぼノーミスでチームをけん引し、78分には古橋亨梧のゴールもアシストした。

THIS WEEK MVP
9 金子拓郎(札幌)7 ●初選出
要所と言える場面でしっかりと得点を奪い、勝負強さを見せた。積極的なプレーが奏功していた。相手の同サイドを押し込んだ。
 
FW
41 家長昭博(川崎)7 ●初選出
好調ぶりが窺えるパフォーマンス。2ゴールに加え、もはやお決まりとなった高いレベルのキープ、パスで攻撃をリード。もっとも後半は良い形でボールを持てず、「ゴール以外のプレーはいたって普通」と本人談。

16 マテウス(名古屋)7 ●初選出
文句なしのベストイレブン選出。2得点はもちろん、スピードあるドリブル突破で何度もチャンスを演出した。

14 後藤優介(清水)6.5  ●初選出
カルリーニョス・ジュニオのクロスに飛び込み、勝利を手繰り寄せるヘディングシュート! 粘り強いディフェンスも好印象だった。

20 大久保嘉人(C大阪)7 ●初選出
復帰初戦での決勝点もさることながら、退場者を誘発した動きや、清武弘嗣らとの連係は今後への期待を膨らませるプレーだった。

※選手名の左の数字はクラブでの背番号。右は今節の採点。
採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
●は今シーズンのベストイレブン選出回数。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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