FC東京の長谷川健太監督は3月2日、翌日のルヴァンカップ初戦・徳島ヴォルティス戦を前にオンライン上で会見を行ない、同大会連覇へ意気込みを語った。

 FC東京は昨シーズン11年ぶりにルヴァンカップを制し、前回王者として初戦に臨む。「予選グループを勝ち上がるためにもホームでしっかりと勝点3を取りたい。大会を優位に進める為にも大事な初戦と思っています」(長谷川監督)と今季初のホーム公式戦で初勝利を目指す。

 対戦相手となる“昇格組”の徳島は、ダニエル・ポヤトス新監督が未だに来日出来ていない。「基本的にはリモートでは難しい」「見ている現場のコーチに任せる部分も多いと思います」として、「開幕の大分との試合を観る限りでは昨季を踏襲しているのかなと思います。浦和のロドリゲスサッカーで現在も戦っていると思います」と分析する。

 奇しくもFC東京の開幕戦はそのリカルド・ロドリゲス監督が率いた浦和レッズ戦。3日前の対戦では、「遅れというのは否めない」と指揮官も語るように、外国籍選手たちがコロナ禍でチームへの合流が送れコンディション調整に手間取り、攻撃の中核を担うべきレアンドロとディエゴ・オリヴェイラが沈黙。終盤にFKから森重真人のゴールで追いつき辛うじて1−1の引き分けに持ち込んだ。
 
 長谷川監督は、「技術的なミスが非常に多かったので、もう少ししっかりとボールを動かすということは選手たちに話した。ゴールに向かうプレーが少なかったので、積極的なサッカーをホームで見せたいなと思っています」と改善点を語る。

 ただ、誤算ばかりではない。「開幕戦は往々にしてああいうゲームもある。結果的には追いついて勝点1でスタートした。逆に日本人選手たちの調子が良かった」と交代選手たちの奮闘もあって同点に追いつけた点は高く評価しているという。

 さらに、大きな成果は確認できなかったものの、昨季は右のウイングを主戦場としていたD・オリヴェイラをトップの位置で起用したことについては、「開幕戦に限ったことではない。ディエゴの最前線での起用も考えていきたい。前をやる選手もいますので、コンディション、調子を考えながらやっていきたい」とテクニックのある助っ人を最前線に置く新たな攻撃の形も模索中だ。

 はたして3月3日に行なわれる、ルヴァンカップ・徳島戦ではどのような構成で試合に臨むか。長谷川監督は「スタートなので、多くの選手にチャンスを与えたい」と昨季同様、若手選手たちにも積極的に出場機会を与えていく意向だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部