昨シーズンに久保建英がレンタルでプレーしたマジョルカは、19位で2部に降格。ラ・リーガで35試合に出場して4ゴール・4アシストとデビューシーズンとしては上々の結果を残した若きサムライ戦士も、チームを残留させることはできなかった。

 その久保がマジョルカのファンの前で最後にプレーしたのが、第26節のヘタフェ戦だった。その後はコロナ禍のために第27節を最後に中断期間に入り、再開後もスペインではいまだに無観客での試合が続いている。

 そのヘタフェ戦から1年が経った3月1日、スペイン全国紙『AS』のマジョルカ番で、サッカーダイジェストWebにも寄稿してくれていたガブリエル・フォルテサ記者が当時を振り返っている。

「一年前、マジョルカはヘタフェの訪問を受け、約1万人のファンがマクシモビッチのゴールで0−1のアウェーチーム勝利に終わった試合をサポートした。そのゲームを観戦した人々は、自分たちのチームが見られなくなることなど想像していなかった」

 フォルテサ記者は、その試合のスタメンのうち、マノロ・レイナ、マルティン・ヴァリエント、アントニオ・ライージョ、イドリス・ババ、サルバ・セビージャ、ダニ・ロドリゲス、ラーゴ・ジュニオルの7人、そして途中出場のアブドン・プラツとアレイシ・フェバスがチームに残っていると綴った。
 
 そして、出場選手のうち、アレハンドロ・ポソ、パブロ・チャバリア、ルマー、久保建英、クチョ・エルナンデスがチームを去り、「不思議なことに最後のふたりは、いまマドリードのチーム(ヘタフェ)に在籍している」と伝えている。

 あれから一年――。久保はビジャレアルを経て、奇しくもそのヘタフェでプレーしている。ちなみに、マジョルカは現在2部でトップを快走中。ファンが再びスタジアムに足を運ぶのは、プリメーラ(1部)の試合になるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部