3月21日に開催されたラ・リーガ第28節で、久保建英が所属する15位のヘタフェは、17位のエルチェとホーム対戦。残留を懸けた大一番を1−1で引き分けた。

 7試合ぶりに先発出場を果たした久保は4―2−3−1のトップ下でプレー。25分過ぎあたりからはカルレス・アレニャとポジションを入れ替えて、右サイドハーフに回った。

 ヘディングシュートやドリブルでの仕掛け、鋭いクロスの供給など、前半から積極的に攻撃に絡んでいた日本代表MFが目に見える結果を残したのが、0−1と1点ビハインドで迎えた60分だった。

 右サイドでアンヘル・ロドリゲスからパスを受けると、対峙したDFホアン・モヒカをかわして右足で絶妙のクロス。FWエネス・ウナルの同点弾を見事にお膳立てしてみせたのだ。

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 72分にベンチに退くまで攻撃を牽引した19歳を、現地メディアも激賞。有力紙『AS』はチーム最高タイの「2点」(0〜3点)の評価をつけ、「久保が混迷からヘタフェを救う」見出しをつけて次のように報じている。

「連敗(過去10試合で1勝)から抜け出せないヘタフェは、少なくとも混乱をかわした。わずかな朗報の中で、久保は大きな重みを持っていた。日本人は6戦連続で先発落ちの中、スタメンとなった」

 さらに、「驚くべき質の高さが試合で表現され、アシストという形で最高潮に達した。ホセ・ボルダラスが70分に彼を交代させたとき、拍手喝采を浴びた」と称えている。

 やはり、ヘタフェの攻撃で違いを作り出せる存在は久保しかいない――。贔屓目抜きでそう思わせてくれるパフォーマンスだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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