今冬にリバプールからサウサンプトンへのレンタル移籍を果たした南野拓実の去就について、現指揮官が語った。リバプールの地元紙『LIVERPOOL ECHO』が伝えている。

 サウサンプトンを率いるラルフ・ハーゼンヒュットル監督は、今シーズン終了までのローンとなっている南野を、完全移籍で買い取る意思はないようだ。オーストリア人指揮官が残留を望んでいるのは、エバートンからレンタル中のFWセオ・ウォルコットだという。

 元イングランド代表アタッカーは、今シーズンいっぱいでフリーとなるが、南野はリバプールと契約があと3年残っているため移籍金が発生してしまう。

 記事は、英メディア『HAMPSHIRE LIVE』に対して語った、ハーゼンヒュットルのコメントを紹介している。

「トレーニングだけでスタメンで起用されず、満足なプレー時間を得られないのは、プレーヤーにとっては決して良いことではない。ビッグ6の一員だと、たくさんのカネを稼げ、多くの賞賛を得られるので、選手というのは大きなクラブに加わりたいものだ。しかし、十分な出場時間がなく、クラブにとって重要な存在でなければ、満足できるのはほんの一瞬だ」

 そして、ここまで6試合で2ゴールの南野について、「彼にとって最も重要なことは、プレー機会を得るだ。我々は怪我人などで非常に多くのローテーションを行なったので、多く出場時間を得るのは明らかだった」と語り、こう続けている。

「現在は少し難しい状況だと思うが、彼のクオリティは気に入っている。これまで、いくつか良いゴールを決めてくれた。オプションとして満足している」

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 しかし、現時点では、サウサンプトンが南野の完全移籍を進める計画はないという。

「これまでタクミについての交渉はなかった。我々は、リバプールの彼に対する計画がどうなっているか分からない。契約は単に今シーズンの後半戦に出場時間を与えるということだった。それが我々のやったことであり、うまくいけば、彼はプレー機会が増えるだろう」

「クオリティは気に入っている」としながらも、様々な事情により、南野がサウサンプトンに買い取られる可能性は、現時点では低いようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部