アンフィールドが要塞だったのは過去の話。およそ4年守り抜いた本拠地の無敗記録が今年1月についにストップしたリバプールは、そこからまさかの6連敗を喫した。

 だが、現地時間4月10日に開催されたプレミアリーグ第31節のアストン・ビラ戦で、2-1と勝利。リーグ戦におけるホームゲームの連敗にようやく終止符を打った。

 この日も43分にオリー・ワトキンスに先制を許す苦しい展開となるも、57分にエースのモハメド・サラーが同点ゴールを挙げ、振り出しに戻す。その後、なかなか勝ち越し点を奪えなかったが、土壇場の91分にドラマが待っていた。

  ペナルティエリア右からのジェルダン・シャキリのクロスに反応したチアゴ・アルカンタラのダイレクトボレーは相手守護神エミリアーノ・マルティネスの好守に阻まれるが、こぼれ球に反応したトレント・アレクサンダー=アーノルドは右足を一閃。鋭いシュートがゴール右隅に突き刺さった。

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 試合後、ユルゲン・クロップ監督は、英衛星放送『Sky Sports』のインタビューに対応し、喜びを語っている。
 
「誰もが言っていたし、それが事実なのだが、我々は最近のホームゲームで6回も負けていたのだ。それは本当に良い数字ではなく、抱えたくないものだった。我々は、他のチームにプレッシャーをかけなければならない状況なので、この勝点3は大きい」

 先月のイングランド代表戦でメンバーから外されたことでも、度々話題に上がっている、アレクサンダー=アーノルドにも言及。下らぬ論争は終わらすよう、説いている。

「トレントが優れた選手であることは誰もが分かっているし、ガレス・サウスゲイト(イングランド代表監督)も認めている。アーセナル戦では抜群のプレーを見せ、レアル・マドリー戦ではミスを犯したが、今回また素晴らしいプレーを見せ、ゴールを決めた。

 ただ、全ての選手は、自分の地位を正当化し続けなければならない。逆に全ての監督やコーチからすれば、それがビジネスなのだから、そうさせなければならないし、何の問題もない。だが毎週その話をする必要はない。トレントはただサッカーをすればいい。代表チームとは関係なく、ただ成長するためにね」

 昨年10月の対戦時にまさかの大敗(2-7)を喫した相手から、きっちりとリベンジを果たしたリバプール。暫定ながら4位チェルシーとは勝点2差まで接近し、チャンピオンズ・リーグ(CL)出場権獲得も射程圏内となった。

 そして、敵地での第1レグを1-3で落として迎える、14日のレアル・マドリーとのCL準々決勝第2レグに向けても、大きな弾みのつく逆転劇となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部