現地時間4月17日に行なわれたリーグ・アン第33節で、酒井宏樹と長友佑都が所属するマルセイユは、ロリアンを相手に3-2の勝利を収めた。

 酒井はフル出場し、3月20日のニース戦で負傷していた長友も終了間際にピッチに投入され、約1か月ぶりの復帰を果たしている。年末年始にかけてサポーターの暴動や、アンドレ・ヴィラス・ボアス監督の電撃辞任などでおおいに揺らいだ名門だが、2月にホルヘ・サンパオリが新監督に就任すると、少しずつチームとして復調。リーグ戦は直近3試合負け無しで6位となっている。

 そんななか、現地紙『Le Phoceen』は日本人DFの去就に言及。ヴィラス・ボアス監督下では右SBとして不動の地位を築いていたが、サンパオリ監督は「評価はしているが、優先すべき選手としては映っていない」と伝え、「微妙な立場にある」としている。
 
「彼の市場価値は『TRANGERMARKT』では、450万ユーロ(約5億6250万円)となっている。現時点で退団が否定できないという理由には、『RMC Sports』も報じているように、サンパオリ監督の構想では代役以上の役割を期待できないからだ。このプロジェクトに、彼が留まりたいかという点も、今後を大きく左右することになるだろう」

 ただ一方で、マルセイユにおけるDFの選手層は「手薄である」とも指摘している。

「左SBの長友、ジョルダン・アマヴィとクリストフェル・ロシアが今夏で契約満了を迎え、レオナルド・バレルディとポル・リローラはレンタル期間が終了する。前者は新たな契約、後者は購入オプションの行使をしなければ引き留められない。現時点で確実に在籍し続けるのは、アルバロ・ゴンサレスのみ。こうした状況で酒井がどう決断するのかは分からないが、彼の残留は、チームにとってデメリットのみではない」

 酒井とマルセイユの契約は2022年6月末までとなっている。果たして31歳のベテラン戦士は、慣れ親しんだクラブに留まるのか、それとも今夏に新天地を求めるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部