[J1リーグ11節]鹿島1-1神戸/4月24日(土)/県立カシマサッカースタジアム

【チーム採点・寸評】
鹿島 6
立ち上がりからボールを支配したが、虚をつかれ先制点を献上。エース格に成長しつつあるFW上田のゴールで振り出しに戻すも、逆転勝利にまでは届かなかった。

【鹿島|採点・寸評】
GK
31 沖 悠哉 6
失点のシーンでは防ぎ切れなかったが、味方の判断ミスを帳消しにすべく、迫りくる相手に紙一重のところまで詰め寄った。

DF
32 常本佳吾 6(61分OUT)
サイドを駆け上がるだけではなく、中に入り込んで攻撃に変化をつけるなど、のびのびとプレー。Jリーグの水にすっかり慣れた感が漂う。ただ、「もっとできるはず」と相馬監督の要求度は高い。

39 犬飼智也 5.5
スピード豊かな相手FWのドリブルに対し、身体を投げ出して止めにいったものの、失点に繋がるスルーパスを許してしまう。軽率のそしりは免れないだろう。

28 町田浩樹 6
淡々としたプレーぶりがどこか物足りなさを印象づけてしまうのは残念。ただ、大事に至るような致命的なミスはなかった。

14 永戸勝也 6
失点シーンを巻き戻すと、最初のプレスのところであっさりかわされたのは痛恨の極み。しかし、総合的に見れば攻守に渡ってまずまずのパフォーマンスだった。
 
MF
4 レオ・シルバ 6.5
積極的にボールを奪いにいき、チャンスになれば、ミドルレンジから果敢にシュートを放つ。35歳のベテランボランチが縦横無尽に走り回った。

20 三竿健斗 6.5
出足の早い守備が戻ってきて、攻撃面でも良い影響を与えている。ゴール前の上田の動きを素早く察知し、狙いすましたラストパスで同点弾をアシストした。

41 白崎凌兵 5.5(61分OUT)
右SBの常本の攻め上がりをサポートし、守備に奔走するなど、周りへの気遣いは伝わってくる。しかし、首脳陣から期待されているのはそれだけではないはず……。
 
MF
13 荒木遼太郎 6
16分、味方のインターセプトから好機を掴むもGKに阻まれ、ほぞをかんだ。ただ、攻撃を活性化すべく、頻繁にライン間でボールを受けた。

FW
8 土居聖真 5.5(83分OUT)
前半終了間際、左SBの永戸からのピンポイントクロスをヘッドで狙うも枠をとらえられず、頭を抱えた。

MAN OF THE MATCH
18 上田綺世 6.5(68分OUT)
味方からのパスを懐に呼び込むような膨らむ動き出し、ボールの置きどころ、そしてシュートと、同点弾に至るまでの過程にただただ唸るばかり。
 
交代出場
MF
25 遠藤 康 5.5(61分IN)
フリーの状態で繰り出したクロスがそのままファーサイドに抜けるなど、攻撃面での期待が大きい分、及第点の任務遂行とは言えなかった。

MF
37 小泉 慶 6(61分IN)
守備に回ったときはいるべきところにいて、要所を抑え、攻撃に出たときは味方と連係しながらチャンスをうかがった。

FW
19 染野唯月 5.5(68分IN)
振り出しに戻った直後、上田に代わって起用されたが、“これ”といったインパクトを残せなかった。

MF
27 松村優太 ―(83分IN)
自慢のスピードを生かしてスペースに飛び出したり、ドリブルを仕掛けるも相手CBに行く手を阻まれた。

監督
相馬直樹 5.5
試合前のインタビューでは、「我慢比べの部分もあるだろうが、どれだけ勇気を持って戦えるか」といった趣旨のコメントをしていた。勝点3を掴み取るために、もう一工夫が必要だったか。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

【J1第11節PHOTO】鹿島 1-1 神戸|カウンターサッカーの応酬となった試合は決着付かずのドロー
 
【チーム採点・寸評】
神戸 6
負けない。とはいえ、勝ち切れない。守備から入って、前半のうちに先制点を奪ったところまでは思惑どおりだった。しかし後半に追いつかれ、これでリーグ戦3連続引き分けだ。

【神戸|採点・寸評】
GK
1 前川黛也 6
16分の最初のピンチはギリギリまで体勢を崩さず、右足を伸ばして好セーブ。失点シーンは相手のシュートが味方に当たって予測不能なコースに飛んできただけに、GKとしてはなす術なし。

DF
23 山川哲史 6
63分、オフサイドで取り消されたものの、右サイドから繰り出した鋭いアーリークロスは鹿島サポーターをヒヤリとさせたに違いない。

17 菊池流帆 6.5
「スピード勝負? 上等」とばかりに相手アタッカーの前に立ちはだかった。自分の間合いに誘い込み、ノーファウルで奪う球際の強さ、うまさ、気概は称賛に値する。

3 小林友希 6
失点場面では、相手FWの上田の膨らむ動きに、身体の向きを瞬時に変えながら対応。ただ、シュートが身体に当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれてしまった。マッチアップした者としては不運な一面も。

24 酒井高徳 6
前半は守備に重点を置き、ほとんど前に出なかったが、後半は機を見て左サイド深くまで攻め上がった。勝利への意欲を見せた。
 
MF
6 セルジ・サンペール 6
最終ラインに下りて、ビルドアップに参加。鹿島守備陣の背後を狙うパスがズレることも少なくなかったが、相手が嫌がるプレーを意識し、繰り返した。

5 山口 蛍 6
顔が下がることがほとんどなく、90分間を通して姿勢良くプレーした。刻一刻と変化する状況を的確に把握し、隙を作らないように注力していた様子がうかがえた。

7 郷家友太 5.5(79分OUT)
2トップの一角としてスタートしたが、前半のうちに中盤のアユブ・マシカとポジションチェンジ。守備の負担が増えたこともあり、相手ゴールに迫る回数が減った。
 
MF
20 井上潮音 5.5(71分OUT)
守備に追われるばかりで、自分の欲しいタイミングや状況でボールに触れず、攻撃的な持ち味を出し切れなかった。

FW
11 古橋亨梧 6.5
7本のシュートと53回のスプリントは両チームを合わせて最多。得点への貪欲さを驚異的な数字で示す。先制点はフリーランニングからワンタッチで仕留めた。

40 アユブ・マシカ 6(HT OUT)
Jリーグ初スタメン。コンディションがまだまだ整っていないのか、先制点のアシスト以外では特筆すべきプレーは見せられなかった。だが、放っておけない存在感なのは確か。
 
交代出場
MF
22 佐々木大樹 6(HT IN)
最初は2トップの一角に入り、途中から右サイドハーフにポジションを移す。精力的に動き回り、追加点を狙い続けた。

MF
31 中坂勇哉 6(71分IN)
1-1の状況でピッチに立ち、FWや左SB、ボランチらと連係しながら左サイドの攻略にかかった。足を止めずに守備にも奮闘した。

FW
29 リンコン ―(79分IN)
Jリーグデビューを果たした新戦力。王国ブラジルの次代を担う逸材と言われており、技巧派アタッカーの片鱗を垣間見せた。

監督
三浦淳寛 6
新外国籍選手に次々と出場機会を与えるなど、少し先を見通しながらの采配。監督が交代したばかりで、再建途中の鹿島が相手とはいえ、「アウェーでの勝点1は悲観する結果ではない」と前向きにとらえた。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【J1第11節PHOTO】鹿島 1-1 神戸|カウンターサッカーの応酬となった試合は決着付かずのドロー