南野拓実の去就を巡って、現地のファンが激論を交わしている。

 今冬の移籍市場最終日に、本人も驚いたという、リバプールからサウサンプトンへの電撃的な期限付き移籍を果たした南野。デビュー戦となったニューカッスル戦(●2-3)で挨拶代わりの初ゴールを奪うと、翌々節のチェルシー戦(△1-1)でもネットを揺らすなど、低迷するチームの救世主となるかに思われた。

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 しかし、ハイパフォーマンスは維持できず、出場機会は徐々に減少。3月の代表ウィーク明け以降は、リーグ戦3試合連続出番なしに終わった。先月30日のレスター戦(△1-1)でようやく先発に復帰し、1か月半ぶりにイングランドのピッチに立ったが、味方が開始早々に退場となったこともあり、南野は守備に終われ、攻撃面でアピールすることはできなかった。

 レンタル先で、約2か月半もゴールから遠ざかっている26歳のアタッカーについて、リバプール専門メディア『LFC Transfer Room』は現地時間5月4日、ツイッターで「タクミ・ミナミノの来シーズン」と題し、「キープ」か「売却」の2択でアンケートを実施した。

 これには3000を超える票が集まり、最終的には前者が34.5%、後者が65.5%となり、3分の2が売却を支持する結果となった。コメント欄には以下のような意見が寄せられている。
 
「プレーしない場合、維持することのポイントは何だ?」
「サウサンプトンでもレギュラーでプレーしていない」
「今季のゲーム時間の不足を考えると、恐らく去るのが最善だろう」
「それでも彼は可能性を秘めていると思う。ゲームの時間がもっと必要なんだ」
「チェルシー戦のゴールを覚えているか?彼はアスピリクエタとメンディを完全に破壊した。チェルシー相手にそれが出来るなら、間違いなく私たちの色でそれが出来る」
「もし私たちが望むように来季4-2-3-1に切り替えるなら維持する価値があるだろう」

 一方、同メディアの『EMPIRE OF THE KOP』ではこのアンケート結果にも触れたうえで、こう伝えている。

「我々は、ミナミノがアンフィールドで自分の力を発揮するための時間を与えることを望んでいたので、この結果に少々ショックを受けている。

 1月にサウサンプトンへのローン契約を決めたのは、ジェルダン・シャキリを念頭に置いてのことだったのかもしれない。タキとシャキリの2人がチームにいる場合、共に準レギュラーとしてプレーすることは難しいからだ。

 幸いなことに、ユルゲン・クロップ監督も明らかにしたように、セインツには完全移籍のオプションはなく、ミナミノは2021-22シーズンに向けて形式上一旦リバプールに戻ることになるが、そこからどうなるかは誰にも分からない」

 南野は来シーズン、何色のユニホームを着ることとなるのだろうか。まずは残り4試合に集中し、最高の形でシーズンを締めくくりたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部