[J1リーグ14節]清水0-3名古屋/5月15日(土)/IAIスタジアム日本平

【チーム採点・寸評】
清水 5
名古屋のプレスに押されてビルドアップが思うようにいかず、早い時間に先制されて完全に相手の術中にはまってしまった。守備では逆にプレスがはまらず、攻守両面で良い部分をあまり出せないまま完敗。

【清水|採点・寸評】
GK
37 権田修一 5.5
セットプレーからの失点が止まらないのはGKとしても痛いところ。その他の失点でも、DFとの連係の面で詰めが必要か。

DF
18 エウシーニョ 5.5
前半は対面の相馬に大きな仕事はさせなかったが、名古屋の早いプレッシングを受けていつものようなキープ力やパスを出せず、攻撃を牽引できなかった。

5 ヴァウド 5(HT OUT)
空中戦や対人の強さを買われて先発起用されたが、セットプレーの守備で期待に応えられず、熱くなってイエローカードを受けたこともあり、前半のみで交代。
 
2 立田悠悟 5
クロス対応で奮闘したが、1失点目はクリアに失敗。3失点目も寄せが足りなかった。攻撃ではロングボールが増えて、こぼれ球を名古屋に回収された。

21 奥井 諒 5.5(67分OUT)
マテウスに厳しくアプローチしていたが、チーム全体が押されたなかで止めきれなかった。攻撃では66分に決定機につながるクロスを送ったが、攻撃回数は少なかった。

MF
11 中山克広 5(67分OUT)
吉田に前を向かせてもらえず、右からの攻撃は沈黙。前半終了間際に左に流れて決定機を向かえたが、シュートは枠に飛ばせなかった。後半はトップに移ったが、チャンスは作れず。

17 河井陽介 5.5
いつもよりプレッシャーが早くかかり、パスコースも少なかったなかで、パスを捌けなかった。前方向のパスが少なく、これまでの安定した働きができなかった。
 
MF
13 宮本航汰 5.5
相手ペースで試合が進む中、守備では危険な位置をよくカバーしていたが、攻撃のリズムを作れないまま90分が終わった。

10 カルリーニョス・ジュニオ 5.5(54分OUT)
ケガから復帰して7試合ぶりに出場。35分過ぎからトップに上がり、サイドでも前線でもときおり光るプレーを見せたが、コンディションはまだこれからという印象。

FW
23 鈴木唯人 5(54分OUT)
名古屋の厳しい守備に対してなかなか持ち味を発揮できず、前半途中から左サイドに移っても状況は変わらず。2失点目の対応も甘かった。

9 チアゴ・サンタナ 5.5
長いボールが多くなった中、競り勝つ場面もあったが、セカンドボールの多くを相手に拾われた。後半は枠内シュートを2本放ったが決めきれず。
 
交代出場
DF
50 鈴木義宜 5.5(HT IN)
後半から入って空中戦ではきっちりと対応したが、中盤が間延びしてDFラインが下がるという流れを立て直せなかった。

DF
7 片山瑛一 5.5(54分IN)
清水では初めて右サイドハーフに入ったが、フィットしたとは言い難い。67分からは左SBに移り、好クロスも供給した。

MF
26 滝 裕太 5.5(54分IN)
左サイドハーフとしてリーグ戦では今季初出場。セットプレーでは良いキックもあったが、攻撃で持ち味を発揮できないまま終わった。

FW
19 ディサロ燦シルヴァーノ 5.5(67分IN)
右サイドハーフとして入ったが、攻撃の流れを変えることができず、CKからチャンスはあったがシュートを抑えきれなかった。

FW
27 指宿洋史 5.5(67分IN)
空中戦で競り勝つシーンは多かったが、それをチャンスにはつなげられず、84分のヘッドは枠に飛ばせなかった。

監督
ロティーナ 5.5
守備での名古屋対応は折り込んでいたが、中盤で優位に立たれて苦しい展開に。セットプレーの守備も改善できず、後半に流れを引き戻すことができなかった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
【チーム採点・寸評】
名古屋 7
前から守備に行く意識、戦う意識を高めて中盤の主導権を握り、セットプレーから先制。その後も引きすぎることなく自分たちの戦い方で加点し、決定機も清水にほとんど与えず、手応え十分の完勝。

【名古屋|採点・寸評】
GK
1 ランゲラック 6
危ない場面は少なかったが、出るべきところは判断良く飛び出し、終盤の清水のパワープレーに対しても隙を与えなかった。

DF
26 成瀬竣平 6
前で時間を作れたこともあって、高い位置をとりながら攻撃によく絡み、守備でも要所を抑えた。82分のJ初ゴールの絶好機を逃したのは残念。

4 中谷進之介 6.5
サンタナとのバトルが多くなった中で競り勝つシーンが多く、起点を作らせなかった。55分から木本と初めてコンビを組んだが、最後まで冷静に守り切った。
 
3 丸山祐市 6(55分OUT)
カバーリングの反応が速く、前にチャレンジするタイミングも的確で、危なくなりかけたところにきっちりと蓋をした。交代した際のケガの状況は気になるところ。

23 吉田 豊 6.5
対峙した中山への縦パスの対応が非常に良く、起点を作らせなかったことで清水の武器である右からの攻撃を封じた。後半は攻撃参加も増やし、71分には決定機につながるクロスを供給。

MF
15 稲垣 祥 6.5
予測の良さもあって中盤の早いつぶし、セカンドボールの回収などで持ち味を存分に発揮。前でボールを奪うシーンも目立ち、縦方向のパスも多かった。

2 米本拓司 6.5
守備での貢献度は稲垣と同様。清水がサンタナに当てたセカンドボールをよく回収し、前にボールをつけるという面でも高い貢献度を見せた。
 
MAN OF THE MATCH
16 マテウス 7(90+3分OUT)
守備でも忠実なハードワークを続け、スピードのあるプレースキックで先制点をお膳立て。後半は左足のキックが冴えて2得点。攻守に大車輪の活躍を見せた。

10 ガブリエル・シャビエル 6(80分OUT)
柿谷やマテウスと絡みながら前線でボールを動かして時間を作り、良い流れを創出。バーに当たる左足ミドルシュートも見せた。

11 相馬勇紀 6(80分OUT)
前半は攻撃面で目立てなかったが、エウシーニョに対して献身的にプレッシャーをかけ続けた。スペースができた後半は持ち味を出し始め、2つの決定機に絡んだ。

FW
8 柿谷曜一朗 6.5(90+3分OUT)
前線でよくタメを作り、先制点の場面では巧みな動き直しでこぼれ球を叩き込んだ。守備でも自由に動くマテウスの位置をカバーするなど、攻守に気の利いたプレーを披露。
 
交代出場
DF
14 木本恭生 6(55分IN)
丸山の負傷でスクランブル出場。終盤は指宿の高さに苦戦する場面もあったが、身体を張って粘り強く対応し、無失点に抑えきった。

MF
5 長澤和輝 ―(80分IN)
投入と同時に4-3-3にシフトチェンジして中盤に。パスを確実に中継して、ボールを保持する時間を増やした。

FW
19 齋藤 学 ―(80分IN)
4-3-3の左ウィングに入って積極的な仕掛けを見せ、カウンターから好判断のパスで3点目をアシスト。

MF
7 阿部浩之 ―(90+3分IN)
柿谷に代わって前線に。出場時間が少なく採点はなし。

FW
25 前田直輝 ―(90+3分IN)
マテウスに代わって前線に。出場時間が少なく採点はなし。

監督
マッシモ・フィッカデンティ 6.5
コロナウィルスの感染から5試合ぶりに復帰。水曜日の鹿島戦から内容を見事に立て直し、選手起用も当たって今後につながる快勝に導いた。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●前島芳雄(スポーツライター)