現地時間5月22日、ブンデスリーガ最終節が行なわれ、残留争いの渦中にある堂安律と奥川雅也が所属するビーレフェルトは、シュツットガルトと対戦した。

 この試合に勝てば残留が決まる大一番で躍動したのが、先発した堂安と奥川だ。前半をスコアレスで折り返して迎えた65分、奥川がシュツットガルトのMFナウィル・アハマダに仕掛けてボールを奪うと、すかさずドリブルでペナルティエリア内に侵入。慌てたアハマダのファウルを誘発し、PKを獲得する。

 これをファビアン・クロスが落ち着いて決めると、続く72分にはアンドレアス・フォルクザマーのポストプレーから堂安がドリブルで切り込み、DFをかわして左足を一閃。勝利、そして残留を決定づける2点目を奪った。

 試合はこのまま2-0でビーレフェルトが勝利し、1部残留が決定。現地紙『BILD』は、ビーレフェルトの選手全員に「2」をつけて絶賛し、「彼らのブンデス初のシーズンはハッピーエンドだった」と昇格組の健闘を称えた。
 
 また、現地メディア『SPOX』は、先制点のPK獲得に繋がった奥川のプレーを「チームを救う道を開いた」と称賛し、2点目を叩き込んだ堂安についても「軽やかにシュツットガルトのDF陣を翻弄し、かわして鋭いシュートを叩き込んだ」と称賛している。

 ちなみに、堂安はエールディビジのPSVから、奥川はオーストリアのレッドブル・ザルツブルクから今シーズン限りの期限付き移籍のため、来シーズンも残留するかは不透明な状況にある。

 試合後に堂安は、クロスと抱き合う写真とともに、「アルメニアのレジェンドと。ミッションコンプリート」とコメントを添えて投稿。すると、現地サポーターからは「ぜひ来年も一緒にいて」「リツには絶対いてほしい!」といったコメントが多く寄せられた。
 
 今後がどうなるかはわからないが、フランク・クラマー監督が「奇跡」と評したビーレフェルトの残留に、ふたりの日本人プレーヤーが大きく貢献したのは間違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部