日本サッカー協会が5月20日、5月下旬から6月中旬にかけて開催されるカタール・ワールドカップ・アジア2次予選兼アジアカップ中国2023予選とキリンチャレンジカップ2021に臨む日本代表メンバーを発表した。

 森保ジャパンは、5月28日にW杯アジア2次予選のミャンマー戦。その後、6月3日にキリンチャレンジ杯のジャマイカ戦を挟み、7日にW杯アジア2次予選のタジキスタン戦、11日にキリンチャレンジ杯のセルビア戦、15日にW杯アジア2次予選のキルギス戦を行なう。

 今回選抜されたメンバーには、セルビア1部のパルチザンに所属していた浅野拓磨が含まれている。今シーズンのリーグ戦で18ゴール・8アシスト、カップ戦などの公式戦を含めれば21ゴール・10アシストという記録を残したが、今月2日にチームと契約を解除したと自身のSNSで報告し、大きな話題を呼んだ。
 
 契約解除の理由としては度重なる給与未払いや「クラブ側の対応からリスペクトを感じられなくなった」ことを挙げているが、パルチザン側はこれに反論。国際サッカー連盟(FIFA)の規定のもと、裁判所で決着をつけるべく、行動を起こしていると見られる。

 渦中にある浅野は、現時点では所属チームの無い状態だ。その状態での選出に、現地メディア『informar』は「パルチザンから逃れた彼は、無所属で代表チームに入り、セルビアと戦う」と驚きを以って伝えている。

「サッカー日本代表を選出する協会の人物たちは、浅野が裏切り者ではないことを指摘しており、無所属であろうと彼が日本代表に含めることを明らかにした。パルチザンを去った後、浅野の次の所属クラブは明らかになっておらず、トルコ1部のトランザスポルからオファーを受けたと報じられた。しかし、チームに溶け込みやすく、足の速いアタッカーである彼には、現時点でも所属クラブはない。

 一方、セルビア代表のメンバーはまだ発表されていないが、現地メディアによれば、パルチザンに所属するDFスベトザル・マルコビッチが含まれる可能性が濃厚視されている。また、鎌田大地がフランクフルトで共闘するフィリップ・コスティッチ、ルカ・ヨビッチも招集される見込みだ。

 果たして、元同僚との対戦は実現するのだろうか。2日の契約解除発表以降、浅野側からの発信はない。両チームの動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部