現地時間5月26日、ラ・リーガのレアル・マドリー、バルセロナ、セリエAのユベントスが共同で「欧州サッカー連盟(UEFA)の強制に抵抗する」という声明を発表した。

 これは、同日のUEFAの発表に対するもの。ヨーロッパの12のメガクラブが参画した欧州スーパーリーグ構想(ESL)は9クラブが脱退し、事実上はとん挫している。だが、未だに脱退を表明していない3クラブに対し、最長で2シーズンにわたるチャンピオンズ・リーグ出場停止処分などの罰則を含む懲戒処分の手続きを進めると発表したのだ。

 こうした強硬手段に対して、3クラブは声明で「拒絶する」意志を明らかにした。

「我々はサッカーの発展のために近代化に取り組んでいる。UEFAの姿勢は司法手続きが進められる間、ESL創設クラブへのあらゆる行動を控えるようにと警告している裁判所の決定を無視しており、重大な違反である。この声明はバルセロナ、ユベントス、レアル・マドリーは、UEFAが維持している執拗な強制に対してここに改めて拒否することを示すものだ」

 そして、バルセロナが3クラブを代表して発表した声明内では、「UEFAが司法裁判所における、市場の独占を疑問視する裁判手続きを取り下げることを期待している」とも指摘している。
 
「司法裁判所はESLのクラブに罰則を与えるような行動を避けるように、UEFAに警告する明確な声明を出している。したがって、彼らの創設クラブへの懲戒手続きの開始は理解できず、欧州連合の市民が民主的に築き上げてきた法の支配に対する直接的な攻撃であり、司法裁判所の権威に対する敬意の欠如である。

 ESLは当初から、ヨーロッパのサッカーを取り巻く状況を改善するために、UEFAとの対話を通じて、スポーツへの関心を高め、ファンに最高のプログラムを提供することを目的にしてきた。今、ヨーロッパの多くのクラブが経験しているような不安定な経済状況のなかでも、持続できる枠組みで達成される必要がある」

 また、改めてUEFAに抵抗する意志を明らかにし、このように綴っている。

「100年以上の歴史を持つバルセロナ、ユベントス、レアル・マドリーはいかなる形の強制や耐えがたい圧力にも屈しない。一方で、サッカー界が現在必要としている緊急の解決策について、敬意を以って、対話を通じて議論するという強い意志を持ち続けている。サッカーを改革するか、それとも必然的に没落するのを見守るしかないのか」

 スペイン紙『MARCA』によれば、UEFAはこの3クラブを来シーズンのCLから追放する方向で調査を進めていると見られるという。今後の両者の動向に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部