現地時間5月22日、長谷部誠と鎌田大地が所属するフランクフルトはフライブルクと対戦したブンデスリーガの最終節を、3-1の勝利で締めくくった。鎌田は先発して途中交代、長谷部はフル出場を果たしている。

 フランクフルトは今シーズン、来季チャンピオンズ・リーグ出場権が与えられる4位も射程圏内だったが、終盤に失速。最終的には16勝12分6敗の勝点60で、来季ヨーロッパリーグ出場権が与えられる5位で終えている。

 現地紙『Frankfurter Rundschau』のアリュ・オーステン記者は26日、担当チームであるフランクフルトの選手たちを総括した記事を公開。28ゴールで終えたポルトガル代表FWアンドレ・シウバやMFフィリップ・コスティッチ、ブレークしたMFアミン・ユーネスと並び、日本人プレーヤーふたりを高く評価している。

 まず鎌田については、このように綴った。

「フィールドの上で、彼をつかまえるのは難しい。ホッフェンハイム戦で見せた60〜70メートルのノールックパスなどの輝かしい瞬間を生み、リーグでは5ゴール・15アシストを記録。彼の目標であった15スコアポイントを軽々と超えた。繊細で、高いテクニックと状況を見極める目と判断力を持ったフットボーラーだ」
 
 反面、まだ不安定さもあると指摘している。

「それと同じくらい、エリア内では不安定で、フィニッシュの瞬間には恥ずかしいほどの弱さも併せ持つ。噛み合わないとすぐに諦めてしまったり、時に自分を過大評価してしまったり。全体的にはまだムラがあり、安定感に欠ける。だが、24歳と若い彼はまだまだ成長できる。今夏の売却候補であることは間違いない」

 また、ベテランの長谷部については、驚嘆を隠さずに称えた。

「37歳になった彼のCMFでのパフォーマンスは信じられないものだ。走力不足を感じさせず、時にピッチでは最も速いウサギとしてトップスピードを記録(33.3km/時間)し、ビルドアップの担い手であり、攻撃の起点である。若い同僚の(ジブリル・)ソウが落ち着いてプレーし、より高いレベルに到達することを助けた。
 
 そして時にはCBとしてもプレーし、多くの人々が理解を示した。最終局面での詰めの甘さはあったが、合格率は91%弱だ。現役をもう1シーズン、いや2シーズン、3シーズン、4シーズン…20シーズンと続けていく。真実、彼はそれだけ期待を集める存在なのだ。いずれにしても、彼がまだ試合を楽しんでいることはいいことだ。ただただ、偉大な男である」

 フランクフルトは今シーズン、悲願のCLこそ逃したが、ホームで無敗を記録し、クラブ史上最も勝点を稼ぐという輝かしい記録を残した。その助けとなった日本人プレーヤーふたりの名前は、クラブの歴史に刻まれたことは間違いないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部