[J1リーグ17節]横浜2-1清水/5月30日(日)/日産スタジアム

【チーム採点・寸評】
横浜 6.5
先制後は相手の強固なブロックに苦戦したものの、89分に劇的ゴールをゲット。90分間攻め続けたことで生まれた得点だったと言えるはずだ。

【横浜|採点・寸評】
GK
1 高丘陽平 6
ハイボール処理は安定しており、機動力を生かしてペナルティエリア外もカバー。失点したが、及第点は与えられるだろう。

DF
4 畠中槙之輔 6
軽率なタックルやパスミスはいくつかあったが、失点に直結するようなエラーではない。全体的には安定した出来だった。

5 ティーラトン 5.5
先制点につながるスルーパスを出した一方、対峙した片山のフィジカルに苦戦。空中戦で先手を取られ、左サイドに起点を作られた。

13 チアゴ・マルチンス 6.5
チーム全体が前掛かりになる展開でも、自慢のスピードで広大なスペースをカバー。90分間、集中力は切れなかった。

25 小池龍太 6
パス交換でエウベルと息の合わないシーンがあり、いつもより攻撃に厚みを加えることはできず。だが、果敢な攻め上がりは好印象。
 
MF
10 マルコス・ジュニオール 5.5 (77分OUT)
相手に5バックで守備を固められた分、スペースがなく不完全燃焼。前半終了間際の直接フリーキックはわずかに枠の左に。

24 岩田智輝 5.5
強度のある守備は良かったが、ボールを持つと判断にやや遅れが見られた。危険なボールロストも少なくなかった。

26 渡辺皓太 6 (90+1分OUT)
パスを受けては捌いてを繰り返し、テンポの速いパス回しの中心に。欲を言えば、ゴール前まで顔を出す機会を増やしたかった。
 
FW
7 エウベル 6.5
スペースを消されて1試合を通して苦労した印象。それでも、4分にクロスを右足で合わせ、先制点を奪ってチームに勢いをもたらした点は評価したい。

38 前田大然 6 (85分OUT)
スピードを生かして左サイドを突破し、エウベルの先制点につながるクロスを供給。ただし、90分を通して考えると、消えていた時間も長かった。

45 オナイウ阿道 5.5 (77分OUT)
ペナルティエリア内への進入回数は多かった。しかし、自由にプレーできたのはわずかで、4本のシュートも不発に終わった。
 
交代出場
MF
14 天野 純 - (77分IN)
得点には絡めずとも、セットプレーのキッカーとして好ボールを供給。前線からのチェイシングも効いていた。

MAN OF THE MATCH
FW
9 レオ・セアラ 6.5 (77分IN)
89分に右サイドからのクロスに合わせ、勝ち越し点をゲット!! リーグ戦の今季2ゴール目が決勝点となり、この日の勝利の立役者となった。

FW
23 仲川輝人 - (77分IN)
同じタイミングで出場したL・セアラ、水沼に比べればインパクトは薄かった。怪我から復帰したばかりで身体のキレはまだまだな印象。

FW
18 水沼宏太 6.5 (85分IN)
出場わずか4分後に決定的な仕事をやってのける。右サイドからの正確なクロスで決勝点をアシストした。プレータイムは15分未満だが、「6.5」の評価に。

監督
アンジェ・ポステコグルー 7
攻めあぐねた展開が続くと、77分の3枚替えなど、思い切った采配で勝利を手繰り寄せた。小池、岩田、渡辺ら出場機会の少なかった選手をスタメン起用し、結果に結びつけた点も高評価。
 
【チーム採点・寸評】
清水 5.5
課題であるクロスに対する守備は、この日も改善されず。2失点ともサイドから崩されたもので、勝点を持ち帰ることはできなかった。

【清水|採点・寸評】
GK
37 権田修一 6
GKとしては2失点と悔しい結果になったが、セービングは安定感があり、ロングフィードも正確だった。

DF
5 ヴァウド 5.5 (77分OUT)
パワーは魅力的だが、全体的に受け身の守備だった印象が強い。開始早々には対峙した前田に抜け出され、失点につながるクロスを許した。

18 エウシーニョ 6.5
右サイドを駆け上がり、鋭いクロスでT・サンタナの同点弾をお膳立て。守備でも長い手足を駆使し、粘り強く対応した。

21 奥井 諒 5.5
攻撃では目立たないながらも、守備はまずまず。ただ、後半アディショナルタイムには、決勝点につながるクロスを持ち場から上げられた。

50 鈴木義宜 6
チームの守備の時間が長く、ラインをなかなか押し上げることができなかった。ただ、空中戦の強さと、素早いカバーリングは評価したい。
 
MF
7 片山瑛一 6.5
ロングボールにことごとく競り勝ち、右サイドで起点に。同点弾のシーンでもロングボールを収め、エウシーニョのオーバーラップを促した。

13 宮本航汰 5.5
アンカーとして空いたスペースを的確にカバー。一方、攻撃では縦パスなどはほとんどなく、目立つシーンはなかった。

20 中村慶太 6 (57分OUT)
アグレッシブにピッチを駆け回り、カウンターでは攻撃にアクセントを加えた。コンディション面の問題で交代を余儀なくされたことを、ロティーナ監督が明かした。

29 福森直也 5.5
左足から繰り出すロングフィードが効果的で、同点弾の起点にもなった。ただ、守備では釣り出されるシーンも少なくなかった。
 
FW
9 チアゴ・サンタナ 6.5 (72分OUT)
41分、エウシーニョのクロスに合わせたシュートは、一度はGKに弾かれるも、こぼれたところを押し込んだ。冷静さとミート力が光った得点だった。

10 カルリーニョス・ジュニオ 6 (72分OUT)
身体の強さとスピードでカウンターでは相手の脅威に。前線からの守備にパワーを使い過ぎた印象で、後半は前半に比べて足が止まった。
 
交代出場
MF
17 河井陽介 5.5 (57分IN)
守備組織を崩さないように素早いスライドで健闘。もっとも、守備一辺倒に終わり、持ち前のアイデアや正確なパスは鳴りを潜めた。

MF
11 中山克広 5.5 (72分IN)
最前線に入り、スピードを生かしてハイラインの裏を狙った。しかし、T・マルチンスと畠中には決定的な仕事をさせてもらえず。

MF
23 鈴木唯人 5.5 (72分IN)
中山と2トップを組んで前線から懸命にボールを追いかけた。しかし、良い状態でパスは受けられず、攻撃ではノーインパクトだった。

DF
2 立田悠悟 - (77分IN)
疲れの見えたヴァウドに代わって3バックの右でプレー。終了間際のビハインド時は、パワープレーで最前線に上がるも、ヘディングは味方につながらず。

監督
ロティーナ 5.5
守備時は最終ラインを5枚で構成し、「用意してきたプランは表現できた」と言う。ただ、攻撃では後ろが重い分、カウンターに人数を割けなかった。

取材・文:古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。