ジェノバの地に適応しようと務め、サンプドリアの最終ラインで存在感を発揮し、ベテランらしいリーダーシップで評価を高めてきた。その吉田麻也を手放すのは、得策なのだろうか。

 イタリア衛星放送『Sky Sport』は、サンプドリアがカリアリのジョバンニ・シメオネに関心を寄せており、トレード要員としてヤクブ・ヤンクトと吉田の名前が挙がっていると報じた。

 今シーズンの吉田は、セリエAの32試合に出場(先発25試合)。3試合連続でスタメンから外れたことはなく、1得点・2アシストをマークし、シーズン途中に契約延長を勝ち取っている。

 それだけに、サンプドリア専門サイト『sampnews 24』は「今、ヤンクトもヨシダのような守備のリーダーも失うのは狂気に思われるだろう」と、日本代表主将らがチームにとって重要な存在と強調した。
 
 そのうえで、同サイトは「ただ、より深い考察が必要だ」と、サンプドリアにとって、吉田とヤンクトを放出するのに悪くないタイミングとも指摘している。

「ヨシダは8月で33歳になる。ヤンクトはセリエAでのベストシーズンを終えたところだ。そのため、今後、彼らの市場価値が上がるのは難しい。逆に、本人とカリアリの今季から、シメオネのそれは現時点でとても低い。よって、トレードが今後に向けて最高のビジネスになる可能性もある」

 ボローニャの冨安健洋も、アタランタへの移籍が取りざたされている。守備の国イタリアで戦う日本代表のDFたちが、そろってセリエAの別クラブに移籍することがあるのか。まだ先の長い移籍マーケットでの、今後の進展が注目される。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部