[J1第21節]柏1-2横浜/7月3日/三協フロンテア柏スタジアム

【チーム採点・寸評】
柏 5.5
前半に数的優位を得たが、1人多いアドバンテージを活かしたとは言い難く、ボールを持っても攻撃の形がなく、逆に終盤に2失点して敗れた。

【柏|採点・寸評】
GK
17 キム ・スンギュ 5
ディフェンスラインの背後のスペースをよくケアしていたが、2失点目につながるミスは倒れている選手を見てプレーを切ろうとしたとはいえ、痛恨のミスだった。

DF
25 大南拓磨 5.5
背後のスペースに抜けるオナイウの速さにも対応し、途中まではよく抑えていた。ただ、先制された場面では不運にも足を滑らせてしまう。

DF
3 高橋祐治 5.5
ラインをコントロールして背後を狙う相手のアタッカーからオフサイドを取る。しかしビルドアップでは味方のパスを引き出す動きの少なさと、横浜のハイプレスもあって、最後尾から良い配球ができず。

DF
4 古賀太陽 5.5
11分、瀬川のフィニッシュにつなげたスルーパスは見事。他にも縦パスを含めビルドアップでは光るプレーがあったものの、先制を許した場面では前田のスピードと抜群のコントロールに屈した。
 
DF
6 高橋峻希 5.5(63分OUT)
右サイドのスペースへ駆け上がっていくアグレッシブな姿勢は見せていたが、チームとして連動した攻撃ができずに決定機を演出するまでには至らなかった。

DF
20 三丸 拡 5.5(81分OUT)
11分、果敢なプレスバックでエウベルのシュートを食い止める。18分の攻撃参加とクロスは得点の気配がしたが、畠中の守備に阻まれた。

MF
8 ヒシャルジソン 6
相手のビルドアップに的を絞り、タイミングの良いインターセプトを何度も見せた。中盤の底で攻守に存在感を放つ。
 
MF
27 三原雅俊 5.5(63分OUT)
味方へのカバーリングと、セカンドボールを回収して二次攻撃につなげる予測面では持ち味を発揮。後半に入り疲労の色が濃くなり、さらに攻撃的にシフトチェンジするため交代となった。

MF
39 神谷優太 6(45+2分OUT)
M・ジュニオールのタックルを受けて負傷。攻撃にアクセントを与えられる神谷が負傷で退いたことで柏の攻撃はアイデアに欠けた。

FW
23 ペドロ・ハウル 5.5
ボールを収めて前を向く一連のプレーでは能力の高さを発揮するも、その後のパスがことごとく引っかかる。ゴール前ではT・マルチンスのマークの前に決定的な仕事ができなかった。

FW
18 瀬川祐輔 5.5(81分OUT)
攻守に運動量が多く、積極的にシュートを狙う。ただ、P・ハウルとの2トップはまだ日が浅く、FWのコンビネーションで相手ゴールを脅かすことはできず。
 
途中出場
MF
22 ドッジ 5.5(45+2分IN)
アディショナルタイムに細谷の得点をアシスト。しかし全体的にはポジションを流動的に変える相手の中盤を捕まえられず、スピードとテクニックという攻撃の持ち味は発揮できなかった。

DF
13 北爪健吾 5.5(63分IN)
攻撃を活性化させる狙いで投入され、ダイナミックにスペースへ抜けたがクロス精度には課題が残った。

FW
9 クリスティアーノ  5.5(63分IN)
ゴール前だけでなくサイドのスペースへも精力的に動き、守備から攻撃への切り替えでは前へ出ていく意識は見えた。だが自身に限らず、アタッキングサードでは相手の守備を崩すアイデアに欠けた。

MF
28 戸嶋祥郎 −(81分IN)
戸嶋の投入を機に終盤は4-4-2へ移行。左サイドハーフを務めたが、大怪我から復帰して3戦目ということもあり、さらに出場時間も短かったため爪痕を残すには至らなかった。

FW
35 細谷真大 6(81分IN)
ライン間を取り、裏抜けもできる選手なので、細谷の投入後は攻撃のリズムが変化。試合には敗れたが、アディショナルタイムにリーグ戦プロ入り初得点を決める。

監督
ネルシーニョ 5.5
神谷の負傷交代が響いたのは確かだが、数的優位の状況で勝利を呼び込む効果的な采配は見せられなかった。攻撃の形をいまだ見出せず、苦しい状況が続く。
 
[J1第21節]柏1-2横浜/7月3日/三協フロンテア柏スタジアム

【チーム採点・寸評】
横浜 7
前半に退場者を出したが戦い方を変えず、選手交代とシステム変更もあって数的不利ながらペースを握った。終盤、立て続けの得点で難しい試合を勝ちきり、5連勝を記録した。

【横浜|採点・寸評】
GK
1 高丘陽平 6
ボックスから出てCBとともにビルドアップの入り口を作り、時にはグラウンダーのパスを中盤に直接付ける。最後に1失点こそしたものの、全体的には安定感のあるプレーを披露した。

DF
25 小池龍太 6.5
1人少なくなってからは高い位置を取る機会は少なくなったが、様々な位置で味方からパスを受けてボールを収め、流れを生み出すポジショニングは秀逸だった。

DF
13 チアゴ・マルチンス 7
ゴール前ではP・ハウルを封じた。攻撃の局面では柏の寄せが甘いところを突いて、自らボールを運んで攻め上がるなど、攻守両面で躍動。
 
DF
4 畠中槙之輔 6(50分OUT)
P・ハウルに対しタイトな守備を見せるなどプレー自体は悪くなかったが、アクシデントにより交代を余儀なくされる。

DF
16 高野 遼 6(63分OUT)
11対11の時間帯ではサイドのみならず、ドリブルでインサイドへ切れ込みチャンスにも絡んだ。

MF
6 扇原貴宏 6(63分OUT)
周囲の状況を把握してボールホルダーをサポート。58分には自陣深い位置まで押し込まれながら、ターンで三原の寄せを剥がし、縦に速い攻撃を仕掛けるきっかけを作った。

MF
24 岩田智輝 6
リスクを冒して前に出てくる柏の動きを逆手に取り、守備から攻撃に切り替わったときには間延びしたライン間を的確に突く。ワンタッチプレーやドリブルも効果的だった。

【動画】前田大然が1G1Aの活躍ぶり! 柏対横浜ハイライト
 
MF
10 マルコス・ジュニオール 5.5
ボックス内でシュートを放つなど存在感を発揮しながら、神谷への危険なタックルで一発レッドとなる。

FW
7 エウベル 6(HT OUT)
右サイドで攻撃のポイントを作り、時には左サイドへ流れてチャンスを創出した。数的不利を強いられ、システム変更に伴い前半だけで退いた。

FW
45 オナイウ阿道 6.5
大南のマークに多少苦しんだ様子はあったが、それでも76分には前田とともに柏のハイラインの背後を突いて貴重な先制点を挙げた。

MAN OF THE MATCH
FW
38 前田大然 7(87分OUT)
ティーラトンのフィードから最高のトラップで背後のスペースを取り、オナイウの先制弾をアシスト。80分にはキム・スンギュにプレッシャーをかけてボールを奪い、貴重な2点目をゲット。前線からのチェイシングもこなし、MOMに選出。
 
途中出場
MF
8 喜田拓也 6.5(HT I N)
後半から出場、4-3-2のアンカーを務めた。最終ラインと攻撃をつなぐリンクマンとしての働きや、こまめなポジショニングで味方からのパスコースを作っていた動きが、後半にリズムを掴む要因になった。

DF
19 實藤友紀 6(50分IN)
畠中のアクシデントで急遽出場となったが破綻の気配は全くなく、スペースへ流れる味方FWの動きを見て冷静にフィードを送り続けた。

MF
14天野 純 6(63分IN)
柏のボランチの背後や脇に空くわずかなスペースに顔を出し、テンポの良いパスワークを生む。攻撃的にシフトチェンジをしたそのタスクを遂行した。

DF
5 ティーラトン 6.5(63分IN)
76分、前田に通したロングフィードがすべて。縦の推進力を消さなかった最高のフィードで先制弾をお膳立てした。

FW
18 水沼宏太 −(87分IN)
出場時間は短かったが、その中で『勝ちきる』という与えられたミッションを遂行させた。

監督
松永英機 7
退場者を出しても変にチームの戦い方を変えず、そのうえでシステム変更と選手交代がハマり、5連勝へとつなげた。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
取材・文●鈴木潤(フリーライター)