欧州サッカー連盟(UEFA)が、デンマーク代表のクリスティアン・エリクセンとその妻、そして医療スタッフを、7月11日に予定されている決勝に招待したようだ。6日付けで英紙『The Guardian』などが報じている。

 エリクセンは6月12日に行なわれたフィンランド戦で、フィールド上で昏倒。一時は心停止に至るという切迫した状況に陥ったが、医療スタッフらの迅速な救命措置が行なわれ、緊急搬送された。その後は一命をとりとめ、チームから離れて回復に努め、18日に退院している。

 UEFAはそんなエリクセンと妻、そして救命措置にあたった6名の救急隊員に対して決勝に招待したと発表した。
 
 現地誌『Fagbladet FOA』の取材に応じた、救急隊員のひとりであるペーダー・エレス
ガード氏は「非常に光栄に思っている」と述べている。

「仲間のプロフェッショナルな行動を讃えたい。あの日、自分がしたことは誇りだが、自分だけの努力ではなく、チーム全員を誇りに思っている。あれはチームワークの賜物で、ひとりでやったことではない。あらゆる意味で一生忘れられない日となった。

 招待され、まるで気持ちはクリスマス・イブの子どものような心境だ。私は、デンマークがイタリアと戦うところが見たいと思っている。もしヨーロッパチャンピオンになったらと思うと、興奮が抑えきれない」

 UEFAの広報担当は「会長から直接招待した」ことを認めている。だが、「彼らが来るのか、それとも安静でいることを望むのかは現時点では分からない」とコメントしたという。

 EUROは7日に準決勝の第2試合が行なわれ、デンマークはイングランドと対戦する。果たして、デンマーク代表は、エリクセンの前で戦う権利を勝ち得るだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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