フランクフルトに所属する37歳の長谷部誠は、ブンデスリーガの新シーズンに向けてドイツでプレシーズンを過ごしている。

 オリバー・グラスナー新監督のもと、変わらずリーダーシップを発揮している長谷部に対して、現地紙『 Frankfurter Rundschau』のインゴ・デュワルツ記者は「不死身のマコト・ハセベだ」と称賛し、「彼はコンディションは最高だと意気込んでおり、合宿所から練習場までの道を自転車で通っている」と伝えている。

 そんな長谷部の姿を、クラブに新たに加入した10代の選手が追いかけ続けているという。今夏にトルコ2部ブルサスポルから加入した19歳、アリ・アクマンだ。昨季限りで辞任したフレディ・ボビッチSDが「トルコで最も大きな才能を持つ選手のひとりとして期待される選手」と評した逸材だが、国外リーグに挑戦するのは初めてだという。

 今夏、フランクフルトはほかにも16歳のエンリケ・エレーロ・ガルシア、17歳のファビオ・ブランコ、19歳のフェリックス・イロレレなどが加入しており、合宿にも参加している。
 
 こうした若手について尋ねられた長谷部は、「16歳は、自分にとっては息子のようなもの」と笑い、特にアクマンに“しがみつかれている”自覚はあると語ったという。

「彼はいつも僕の後ろでウォーミングアップをして、エクササイズをしている僕を見ています。たぶん、機内でも見られている(笑)」

 デュワルツ記者は「アクマンはいつも長谷部の背後にいて、何かを学び、間違ったことをしないようにしているようだ。日々のなかでも、若手は古株の方を向いている。模範となるプロの長谷部以上のお手本はない」と綴っている。アクマンにとってのいい指針になると捉えているようだ。

 日本代表活動に参加し、休暇がずれ込んでいた鎌田大地もチームに合流し、新体制のフランクフルトは、本格的に新シーズンに向かって動き出している。まずは8月7日のDFBポカール1回戦(対ヴァルトホーフ戦)を経て、14日の開幕戦、ドルトムント戦に臨む。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部