ラ・リーガのバルセロナは、ヨハン・クライフスタジアムで今季初のプレシーズンマッチを行ない、ヒムナスティック・タラゴナ(3部相当)に対して4-0の快勝を収めた。

 EURO2020やコパ・アメリカ、東京五輪などに参加した選手が不在の状態で臨んだ同試合には、バルセロナBからの選手も多く参加。加入して3年目に突入する安部裕葵もスカッドに名を連ねた。背番号は、昨季はウスマンヌ・デンベレが背負った「11」番を与えられた。

 ロナルド・クーマン監督も見守るなか、前半はDFセルジ・ロベルトやジェラール・ピケら主力に加えて、リキ・プッチら若手が加わった混合チームが先発。38分に相手DFが一発退場となり、バルサが数的有利になったものの得点は奪えず、スコアレスで折り返した。

 そして、後半からは注目の16歳MFガビらバルセロナBの選手に総入れ替えされ、安部も出場。右ウイングに配置された。

 スコアが動いたのは60分。FWレイ・マナフが、エリア内でDFを背負いながらも、振り向きざまの右足でニアをぶち抜くシュートを叩き込み、先制点をもたらす。このゴールの後、安部は左ウイングに回り、たびたび好機に絡んだ。
 
 流れが徐々にバルサに傾き、85分にはMFアレックス・コジャドが右から中央に切り込んでシュート。これが敵DFに当たって軌道が変わり、ボールはネットに吸い込まれた。

 そして86分、安部は味方のスルーパスに反応してDFの裏へ鋭く抜け出し、左サイドからゴール前にクロスを送る。中央に走りこんでいたマナフは、これに合わせて胸で押し込み、リードを3点に広げた。さらに90分、左サイドから切り込んでPKを獲得すると、マナフが冷静に決めてハットトリックを達成。バルサはPSM初戦で、4-0の快勝を収めた。

 2019年にバルセロナBに加入後、負傷などに悩まされ続けてきた22歳の安部は、今年4月に入って本格的に復帰。今シーズンは何事もなくサッカーができる状態でプレシーズンを迎えている。

 今後、バルセロナはジローナ(24日)やシュツットガルト(7月31日)とのテストマッチが計画されている。主力メンバーも少しずつ復帰するなか、再び安部にチャンスは巡ってくるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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