リバプールは現地時間7月29日、プレシーズンマッチでヘルタ・ベルリンと対戦し、3-4で敗れた。マインツ戦(〇1-0)に続き2連勝とはならなかったが、先発した南野拓実は目に見える形で結果を残した。

 1-2で迎えた42分だった。モハメド・サラーは、ナビ・ケイタの縦パスをペナルティエリア左で受けると、そのままヒールでゴール前へパス。これをダイレクトで合わせたのが南野だ。背番号18はタイミングよく走り込み、右足で難なく押し込んで見せた。

【動画】ケイタ→サラー→タキ!鮮やかな連係から南野が今季初ゴール

 鮮やかな連係から生まれた日本代表FWの“今季初得点”は、クラブの公式SNSでも公開され、大反響。国内外のファンから賛辞が続々と集まっている。

「なんてセクシーなゴールだ」
「ファラオからサムライ」
「全てにおいて素晴らしいゴール」
「南野今年はやってくれるか?」
「タキは準備万端だ」
「出場時間を与えれば、彼は輝く」
「タキは残るべきだ」
 
 また、専門メディア『LIVERPOOL.COM』も、「日本のFWミナミノはゴールを決め、生き生きとした表情を見せ、明らかに優れたプレス能力を持ち、無限のエネルギーを秘めていた。彼が本当に良いサッカー選手であることは一目瞭然だ」と激賞している。

 一方で、同サイトは南野の現状の立ち位置も冷静に分析。ユルゲン・クロップ監督率いるチームにおいての厳しい現実を伝えている。

「ミナミノは今シーズン、チームの一員としての地位を確立しつつあるが、彼がどれだけ多くのゴールを決めようとも、ヘルタ戦のようにチームでチャンスを得た時にどれだけ良いプレーをしようとも、ひとつの単純な事実がある。

 ミナミノは最高の状態でも、ロベルト・フィルミーノより先にリバプールのスターティング・イレブンに入ることはできない。また、左サイドのサディオ・マネやディオゴ・ジョッタの前にチームに入ることもない。この試合でクロップが選択した4-2-3-1のシステムでも、10番のポジションにはもっと良い選手がいる。

 ミナミノはよくやったと思う。ペップ・リンダース(アシスタントコーチ)はここまでのプレシーズンで彼は『燃えている』と言う。しかし、結局のところ(移籍金)725万ポンド(約10億円)では、それが彼の唯一の運命なのだ」

 昨季はサウサンプトンで武者修行を経験した26歳。新シーズンに向け去就が注目を集めるなかで、今後もきっちりとアピールを続け、まずはレッズでの躍進に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部