2大会ぶりの五輪準決勝進出を決めた最後のキッカーを努めたのは、オーバーエイジ枠で出場する経験豊富なベテラン主将だった。吉田麻也の活躍を、所属クラブも喜んでいる。

 7月31日の東京五輪男子サッカー準々決勝で、日本代表はニュージーランド代表と対戦し、PK戦の末にベスト4進出を決めた。延長戦を含む120分間をスコアレスで終えると、PK戦では谷晃生のセーブと相手のミスでリード。日本は4人全員が決め、準決勝に駒を進めた。

 決めれば突破確定という大事な1本を、冷静なキックで確実に決めたのが吉田だ。所属のサンプドリアは、インスタグラムの公式アカウントで、吉田が谷らチームと喜ぶ写真を投稿。英語で「よくやった、キャプテン」と吉田を称賛した。吉田もハートマークの絵文字で“感謝”している。
 
 また、英語版公式ツイッターでも同じ画像で日本の準決勝進出を伝えると、さらに吉田単独の画像を投稿。「この男は、このキャプテンは、母国のために歴史を記す助けとなっている」とたたえた。

 吉田は2020年冬にサウサンプトンからサンプドリアに移籍。新型コロナウイルスの影響とロックダウンで難しい船出を強いられたが、堅実なパフォーマンスでクラウディオ・ラニエリ監督の信頼をつかんだ。守備の国イタリアで奮闘し、昨季途中に契約延長を勝ち取っている。

 ラニエリが退任したサンプドリアは、新シーズンから昨季までパルマを率いたロベルト・ダベルサ監督が就任した。吉田はキャプテンとして日本を悲願のメダルに導き、新たな指揮官にアピールできるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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