鹿島アントラーズは9月3日、クラウドファンディングプロジェクト「アントラーズの未来をみんなで」を開始することを発表した。 

 クラブは、選手育成組織であるアカデミーの充実を目指し、クラブハウスの近隣でアカデミー専用グラウンドの整備に着手。その整備のための資金をクラウドファンディングで広く協力を呼び掛けることになった。

 整備計画中のグラウンドは1面(住所は鹿嶋市平井)で、2021年12月末に完成予定だ。

 本プロジェクトはクラブOBでユースチーム監督の柳沢敦、アカデミーのテクニカルアドバイザーを務める小笠原満男、クラブ・リレーションズ・オフィサーの中田浩二が中心となって企画され、ホームタウンである鹿嶋市の協力のもと、寄付金は鹿嶋市ふるさと納税の対象となる。

 目標金額は3億円。これはスポーツ分野の国内クラウドファンディング史上最高額となる。支援者への御礼(リターン)としては、12月26日(日)に計画中のアカデミー対アントラーズOBのスペシャルマッチ観戦チケットほか、さまざまな交流会が予定されている。

 公開期間は2021年9月3日(金)〜10月31日(日)23:00まで。形式は寄付型/ALL-IN形式(目標金額の達成の有無にかかわらず、集まった寄付金を受け取ることができる形式)となる。 

 新アカデミーグラウンドは選手育成の拠点とするだけでなく、地域の子どもたちの交流の場に。サッカーの技術を授けるとともに、子どもたちの心を育むアントラーズアカデミーの理念のもと、地域スポーツ文化の醸成と人づくりを目指す。
 
 なお、柳沢、小笠原、中田のコメントは以下のとおり。

■柳沢敦(ユースチーム監督)
「いろいろな方々の協力のおかげで建てられるグラウンドというのはすごく魅力的ですし、“みんなで協力して未来のアントラーズの選手を育てる”という意味でもクラブ全体で力を入れているプロジェクトになります。選手育成の上では、やはり環境は非常に重要です。練習場を転々とするよりも、しっかり一つの場所で集中してできる環境は、選手を育てていく上で大きな影響があります。そういった環境を実現するためにも、皆さんの思いをお借りしたいという気持ちです。夢の宝くじを買うような感じではなくて、子どもたちの夢をともに実現するという思いで協力していただけたらうれしいです」

■小笠原満男(テクニカルアドバイザー)
「アカデミーは現状、ユースの練習はクラブハウスを使わせてもらっていますが、自分たちのグラウンドを持って思い通りに使えるのはすごく大きいです。僕らの思いの一つは、みんなでアカデミーの子どもたちを応援してほしいということ。そのためのグラウンドだし、そこから育った選手がいずれトップチームで活躍する姿を見てほしい。もちろん支援してくれた人たちに対して、何かしらの返礼をしなければいけないと思うし、皆さんの寄付は将来プロになる子どもたちにつながっていきます。夢ではなく、みんなで未来のアントラーズの選手を育てましょう」

■中田浩二(クラブ・リレーションズ・オフィサー)
「クラウドファンディングで大切なのはその目的で、そこに対していかに賛同してもらえるかが大事だと思います。クラブとしても、これからがアカデミーに力を入れていくとき。海外へ移籍する選手が多くなり、チームのサイクルが早くなっているなかで、アカデミーからトップに上がる選手をより多く育成していくことを目指しています。そのためにヤナさん(柳沢)や(小笠原)満男たちが子どもたちを指導し、そして今後実現していくためにスタッフや環境だけでなく、みんなで未来のアントラーズの選手を育成していく―。それこそがアントラーズらしいことだと思うので、是非、皆さんにご協力いただけたらと思います」

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構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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