9月2日のオマーン戦で0-1と敗れた日本代表は翌日、次戦の地となるカタールへ入国した。初戦には間に合わず、カタールからの合流となった冨安健洋はオンライン上で取材に応じ、「(オマーン戦の敗戦は)正直まさかという感じではありました」と最終予選の難しさを痛感したという。

 昨夜にカタールに入ったという冨安はオマーン戦について「苦しい展開の中で結果負けてしまいました。内容が悪くても結果だけは譲らないということが最終予選では必要だと思います。次の中国戦は、内容が伴ってくれば良いですが、どんな内容であれ勝点3を取ることが必要な試合だと思います」と語る。

「もちろんコンディションの部分もあったと思いますが、試合の入りから90分間消極的だったと感じる。メンタル的にアグレッシブさが足りなかったのかなと思います」と敗因を分析する。

 特に中央を固められ、うまく攻撃を組み立てられなかった点については、東京五輪のニュージーランド戦でもそうだったとし、以下のように語った。

「サイドバックが起点になりやすかったけど、そこをうまく使いながら攻めていくことができればもっと良かった。五輪世代ではニュージーランド戦もそうだったが、サイドバックが起点になる試合で、どううまくサイドバックに渡すか、そしてどう崩していくかは相手のフォーメーションに応じて変えていく必要があると感じた」
 
 その一方で、自身が出場できず、またチームメイトたちとも合流できていないなかで、「雨でかなりやり辛い状況だっただろうし、ボールを奪ってつなげているはずのところを安パイに外に蹴ったり、クリアする回数が多かった。グラウンドの状況がどれくらい悪かったかはわからないので、言えないけど、ミスをしないという方向にメンタル的に向いていたのかなと思う」と状況を察した。

 早くも正念場となった7日(日本時間8日未明)の中国戦は、「チャレンジしてアグレッシブにプレーするというのが大事。いろんなことを考えすぎず、シンプルに1試合と考えて、いつも通りプレーできれば。あとはアーセナルの選手として見られると思うので、そこのプライドも忘れずに見せないといけないと思います」と意気込んだ。

 酒井宏樹と板倉滉が離脱するなど、東京五輪出場選手たちのコンディション面も不安視されるなか、冨安はそういう不安はないとこう語った。

「五輪世代の選手はオフ無しでそのまま試合という選手も多いので、疲労もたまっていると思います。僕は休みも貰え、試合にも出ていない。疲労はないですし、逆に試合勘を取り戻さないといけない。練習からアグレッシブにやって、試合までにメンタル、フィジカルを上げていかないといけない」

 遅れてきた冨安は、厳しいスタートを切った日本代表を盛り立てることができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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