条件は整った。あとは、ミケル・アルテタが起用するかどうかだ。

 移籍市場最終日にボローニャからアーセナルに移籍した冨安健洋。指揮官は、現地時間9月11日のノーリッジ戦で日本代表DFがデビューする可能性を問われると、「労働許可証を取得した場合に限る」と、条件をクリアすることが必要と話した。

 だが、9日に複数のイギリス・メディアが報じたところによれば、冨安は無事にその労働許可証を取得できたという。そのため、ノーリッジ戦出場の資格は得られたとのこと。合流して間もない22歳は、アルテタが起用に踏み切れば、早速のプレミアリーグデビューが実現する。

 名門アーセナルがデッドラインぎりぎりで獲得したニューフェイスとあり、注目度も高い。英紙『Guardian』は、「今週末のプレミアの注目10ポイント」のひとつに、冨安のデビューを挙げた。

 同紙は「トミヤスはアーセナルの守備を強化するか?」との小見出しで、「トミヤスはユーティリティーな選手だが、アーセナルは右SBで彼を見極める必要がある」と伝えている。
 
 もちろん、ファンの期待も大きいだろう。『football.london』は、冨安のデビューに向けてサポーターから期待する声が上がっていると紹介した。

「アルテタにはトミヤスを選んでほしい。本当に見てみたい」
「トミヤスは素晴らしい。アルテタに必要なビジネス。ただ、アーセナルにはまだ右SBが必要だ」
「アーセナルには欧州でも有数の25歳以下のDFたちがいる。全員、まだスターでないとしても、スターになる大きなチャンスがある選手たちだ」

 背番号18はノーリッジ戦でデビューを果たすのか。そして、イングランドのファンを喜ばせることができるのか。日本を飛び出して3年半。シント=トロイデン、ボローニャを経て、ついに欧州トップクラスの名門クラブに加わった冨安の新たな冒険が、ノースロンドンの地で始まる。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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