J1リーグのベガルタ仙台対徳島ヴォルティスが9月25日、ユアテックスタジアム仙台で行なわれ、1-0でアウェーの徳島が勝利した。

 立ち上がりは互いに縦への意識が強く感じられる素早い展開で、両チームともアグレッシブにシュートを狙うシーンが多かった。試合が落ち着き始めると、徳島はボールを握る時間を増やすも、仙台のコンパクトな守備に苦しみ、決定機を創出するまでには至らなかった。
 
 一方でポゼッション率に反して、より多くのチャンスを作ったのは仙台。中盤の激しいプレスでボールを奪い、鋭いカウンターで相手陣地に侵入する。39分には速攻の流れから富樫敬真がシュートを放つも、惜しくもゴール左に外れた。
 
 その後も互いに攻めきれない展開が続き、スコアレスのまま前半が終了した。
 
 後半も前半の立ち上がりと同様に、ともに素早い攻撃を見せる。徳島は浜下瑛と西谷和希のドリブルを起点にムシャガ・バケンガの決定機を、仙台は蜂須賀孝治のクロスから富樫のチャンスを演出。いずれもゴールとはならなかったが、良い入りを見せた。
 
 締まった試合展開のなか、ボールを支配する徳島は65分、左サイドを西谷と岩尾憲で崩す。中央で受けた鈴木徳真がミドルレンジから右足で鋭いシュートを放つが、惜しくもゴール右に外れた。
 
 守備の時間が長かった仙台は80分頃から攻勢に出る。途中出場の氣田亮真が左サイドから右足でクロスを上げ、中で同じく途中から投入された西村拓真が反転しながらボレーで合わせようとするが、惜しくも振った右足にはボールが当たらず、ゴール右側に流れた。
 
 試合終了間際、徳島がついに均衡を破る。浜下の仕掛けから得たCKで、岩尾からのボールをM・バケンガがヘッドで合わせる。相手GKヤクブ・スウォビィクの正面に飛んだシュートは弾かれるも、ゴール前にポジションを取っていた石井秀典がこぼれ球を押し込み、最終盤で劇的な決勝点を挙げた。
 
 試合はそのまま1-0でタイムアップ。徳島がアウェーで貴重な勝点3を手にした。
 
構成●サッカーダイジェスト編集部