日本サッカー協会(JFA)は10月1日、日本女子代表の11人目となる監督に池田太氏が就任することを発表。同日にオンライン上で就任会見が行なわれた。

 池田新監督は、浦和レッズやアビスパ福岡のコーチを経て、2017年からU-19女子代表監督に就任。その年のアジア選手権で優勝を果たすと、18年のU-20女子ワールドカップで初優勝に導いた。

 JFAの今井純子女子委員長は、2016年から5年間続いた高倉麻子前政権については、「5年間やって積み上がったものもある」と多くの若手選手を登用できた点を評価。「上手くいっていた時期もある」としながらも、「結果だけでなく、違った刺激をもたらすためにも」と高倉前監督の任期満了で、池田監督に引き継ぐ道を選んだという。

 新体制では、「ゼロベースでやり直すべきか」「今あるものを極めて行くべきか」の議論を重ねた結果、後者を選択。「継続性を重視し、技術を徹底して高めていくべき」との結論に至ったという。

 池田監督について、今井委員長は「連動性や、細部を詰めるところ、チームビルディングが非常にたけている」と評価し、「ダイナミックなサッカーを目指し、(今までと)違う側面から日本の良さを引き出すことができるのではないか」と期待を寄せた。
 
 なでしこジャパンの復権を託された池田監督は「これまでの積み上げがあってこその今のなでしこジャパン」と敬意を表し、今後に向けてこう意気込みを語った。

「もう一度頂点を目指したチーム作りをして世界一を奪還する。そのために強い気持ちでチーム作りをしたい。直近のワールドカップ、東京五輪は上位に食い込めなかった。そのなかでも相手にとって脅威となる戦いができた部分もある。強度を上げ、トライする回数を増やし、細部を詰めて、選手に自信をもって戦ってもらう」

 さらに、「世界の女子サッカーの進歩はめざましい」と認めつつも、「全身全霊をかけてこの仕事に取り組んでいくのはみなさまにお約束できること。しかし、ひとりでは戦えるわけではない。みんなと一緒に戦っていければ」とアツく語った。

 新生なでしこジャパンのメンバー選考に関して「一番に考えているのは、自分の持っているパフォーマンスを出し切れる選手。全力でプレーできる選手。プラス、仲間にいい影響を与えられる、より良い相乗効果を与えられる選手というのが大事なポイントになる」(池田監督)と明かした一方で、細かな戦術や戦い方に関しては「頭の中にはある。でもまず選手たちに一番に伝えたい」として会見の場での明言は避けた。

 なでしこジャパンは10月に対外試合が予定されていない。池田新体制の初陣は11月の海外遠征になる見込みだという。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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