現地時間10月16日、ベルギー・リーグ第11節が行なわれ、ユニオン・サン=ジロワーズはホームにスランを迎えた。

 4位につけているユニオンSGに所属するMF三笘薫はベンチスタート。試合は、31分、35分とスランに得点を許し、ホームチームは0-2で前半を折り返した。さらに45分には2枚目のイエローカードでアマニが退場処分となり、数的不利に追い込まれる。

 そこで指揮官が選んだのが三笘投入という選択肢だった。後半からピッチに入った日本人アタッカーは、その期待に応え、55分に味方のパスを受けて左ボックス内に侵入。DFの足下をすり抜けるグラウンダーのシュートを右足で流し込んだ。

 窮地に陥っていたチームを蘇らせるゴールに、現地スタジアムは大歓声に包まれ、公式アカウントは「メルシィ(ありがとう)ミトマ!」と大絶賛。三笘にとっては、これがリーグ戦初ゴールとなる。
 
 これで反撃の狼煙を挙げたユニオンSGは勢いづき、数的不利ながらも左右から揺さぶりをかけ、ゴールに迫る。そして66分、ヴァンツェイアのゴールで2-2の同点に追いつく。
 
 これで完全にペースを握ったホームチームは、たびたび敵陣で絶好機を創出。迎えた76分、今度はヴァンツェイアのアシストに完璧なタイミングでDFを置き去りにし、ボックス内に走りこんだ三笘が冷静に右足で流し込み、逆転に成功する。

 スタジアムでは三笘へのチャントが鳴り響き、仲間たちも逆転の立役者を手荒に祝福。1点目では厳しい表情のままだったドリブラーもようやく表情を緩ませ、笑顔を見せた。

 追う立場になったスランは時間が短くなるにつれて数で押し込もうとするが、落ち着きを取り戻したユニオンSGは冷静に跳ね返し、三笘も守備に参加してゴール前のクロスをクリアするなど、全員守備で耐えた。

 そして90分、インターセプトしたテルマからパスを受けた三笘が、自陣からドリブルで一気に持ち込み、ゴール前に運ぶと、DFとGKを振り切って再び右足で流し込み、決定的な4点目をあげた。

 結果、ユニオンSGが4-2が劇的な逆転勝利。リーグ戦初ゴールを皮切りにハットトリックを達成した三笘が、文字通り勝利の立役者となった。
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構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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