[J1リーグ32節]清水0-1柏/10月16日(土)/IAIスタジアム日本平

【チーム採点・寸評】
清水 5.5
自分たちがイメージする戦い方ができて、ボール支配率でも上回り、チャンスも作った。先制点を決めれば非常に優位に立てる流れだったが、そのビッグチャンスを逃し、逆に一瞬の隙から失点。今季を象徴するような悔しい敗戦に。

【清水|採点・寸評】
GK
37 権田修一 6
前半の相手の決定機はしっかりと股を閉じてセーブ。三丸のシュートを止めるのは難しかったが、安定したプレーは継続した。

DF
4 原 輝綺 6
サイドの攻防で優位に立って、攻撃参加も多かった。クロスはなかなか成功しなかったが、裏へのパスも目立ち、55分には惜しいシュートも放った。

5 ヴァウド 6
強さを生かして自分の周辺ではクリスティアーノに仕事をさせず、カウンターにもしっかり対応。後半は効果的なフィードも目立った。

38 井林 章 6
ロングボールを集められて、クリスティアーノとの競り合いが増えたが粘り強く対応。ポゼッション率を高める面でも力を発揮した。

7 片山瑛一 5.5(85分OUT)
右からの攻撃が多く、左にスペースができたなかでサイドチェンジを受けて攻撃に絡んだが、なかなかチャンスは作れず。スローインから攻め込まれる場面が目立ったのも気になるところ。
 
MF
6 竹内 涼 6(60分OUT)
松岡の出場停止も影響し、7試合ぶりに先発。ボールを散らすパス、縦につけるパスで特徴を発揮し、キャプテンシーも見せてボールを握る展開を作った。

3 ホナウド 6
ボールを失わずに確実に味方につなぐ安定感が光り、インターセプトも見事だった。チャンスに直結するパスは少なかったが、積極的にミドルシュートも狙った。

16 西澤健太 5.5(60分OUT)
献身的なオフザボールの動きを見せてサイドで起点を作り、主導権を握る展開に貢献。だが、47分の決定機を外したのは痛恨で、試合の流れにも影響を与えた。
 
MF
10 カルリーニョス・ジュニオ 5.5
ハードワークはいつも通りで、守備でも存在感。外に張るよりもインサイドに入る動きが多かったなかで、チャンスを作ったが、それ生かすことはできなかった。

FW
24 藤本憲明 5.5(70分OUT)
動き出しやボールを引き出すプレーは良かったが、そこから先を止められた印象。ボールロストからカウンターを受けるシーンもあった。

9 チアゴ・サンタナ 5.5
自身のプレー内容はいつも通りだったが、柏の守備陣にうまく対応されてボールが入る回数が少なく、シュートも1本に終わった。
 
交代出場
MF
11 中山克広 5.5(60分IN)
ケガで離れていた期間もあって、約2か月ぶりの出場。右サイドハーフとしてスピードを生かしてチャンスを作ったが、得点には結びつかず。85分からは慣れない左サイドバックに移動したが、大きな仕事はできなかった。

MF
17 河井陽介 5.5(60分IN)
6試合ぶりの出場で最初はややバタついたが、徐々にフィットしてセカンドボールをよく拾い、攻撃の厚みを増す役割を果たした。

MF
32 ベンジャミン・コロリ 6(70分IN)
左サイドハーフとして多くのチャンスに絡み、CKや直接FKのキッカーとしても可能性を感じさせた。75分のヘッドは決めたかったが、加入後もっとも光るパフォーマンスを見せた。

FW
19 ディサロ燦シルヴァーノ ―(85分IN)
右サイドハーフに入り、意欲的に裏を狙った。良いクロスもあったが、大きな仕事をするには時間が足りなかった。

監督
ロティーナ 5.5
ゲームプラン通りの展開という意味では、かなり体現させることができていた。ただ、柏のがっちりと固めた守りを崩すという面では、バリエーションが多いとは言えなかった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

【ハイライト動画】三丸のJ1初ゴールが決勝弾! 柏が1-0で清水を下し4試合ぶりの勝利
 
【チーム採点・寸評】
柏 6.5
清水にボールを握られる時間は多くなったが、カウンターでチャンスを作ったのは狙い通り。守備での破綻もほとんどなく、ボックス内からのシュートを最小限に止めたのも大きかった。そしてワンチャンスを生かし、勝点3以上の価値がある勝利をつかんだ。

【柏|採点・寸評】
GK
17 キム・スンギュ 6.5
ピンチは多くなかったが、危ない場面やミドルシュートにきっちり対応。水を含むピッチで、弾くのではなくキャッチすることができたのも大きかった。

DF
25 大南拓磨 6.5
積極的に前で仕掛けをみせ、先制点も演出。走行距離もスプリント回数もチーム最多で、サイドで主導権を握って勝利に貢献した。

5 エメルソン・サントス 6.5
身体の強さを発揮してT・サンタナに仕事をさせず、クロスにもよく対応して無失点に貢献。前への鋭いパスも見せた。

4 古賀太陽 6.5(85分OUT)
カバーリングでも、前にチャレンジした潰しでも力を発揮し、カウンターの起点にもなった。最後は足をつって交代したが、大きな役割を果たした。

MAN OF THE MATCH
20 三丸 拡 6.5
上がる場面やクロスがそれほど多かったわけではないが、ここぞという好判断でゴール前まで侵入してJ1初ゴール。まさに値千金の一発だった。
 
MF
11 マテウス・サヴィオ 6.5(67分OUT)
右サイドハーフとして惜しみないハードワークを見せて攻守両面で貢献。16分には自らボールを奪って長駆したうえで決定的なシュートを放った。

8 ヒシャルジソン 6
球際のハードな守備と、シンプルなパスさばきで持ち味を発揮。バイタルエリアの番人としてきっちりと役割を果たした。

26 椎橋慧也 6(60分OUT)
少しミスもあったが、カウンターにつながる好パスも供給。運動量が多く、前に上がって惜しいパスを見せた場面もあった。
 
MF
39 神谷優太 6.5(85分OUT)
セットプレーのキックや24分の無回転シュートなど、多彩なキックでチャンスを演出。得点シーンにもうまく関わった。

FW
9 クリスティアーノ 6
こわさを見せるという意味では少し物足りなかった。しかし、身体の強さを生かして前線でキープするなど持ち味は発揮した。

19 武藤雄樹 6(67分OUT)
クリスティアーノのサポートやそこからの仕掛け、動き出しのこわさを見せたが、なかなかチャンスを作り出せずシュート0本。先制点のアシストは丁寧なパスだった。
 
交代出場
MF
27 三原雅俊 6(60分IN)
椎橋に代わって左ボランチに。目立つシーンは少なかったが、バイタルエリアにフタをして危険な場面も忠実にカバーした。

MF
33 仲間隼斗 6(67分IN)
約3か月ぶりに実戦復帰し、左サイドハーフに。細谷とともに前からのプレッシャーを強め、シュートも2本放って守るだけでなく、逃げ切りに貢献した。

FW
35 細谷真大 6(67分IN)
精力的な前からの守備、動き出し、身体を張ったキープなどでチャンスも作りながら1-0の勝利に貢献。自身の仕事をしっかりと果たした。

MF
28 戸嶋祥郎 ―(85分IN)
右サイドハーフに入って守備を固めつつ、時間が少ないなかでチャンスメイクにも絡んだ。

DF
3 高橋祐治 ―(85分IN)
古賀の負傷で急きょ出場し、難しい状況だったが、清水に決定機を与えなかった。

監督
ネルシーニョ 6.5
アウェーで難しい戦いになったが、選手たちにはゲームプランに忠実な仕事を徹底させた。交代策も機能して、勝負強く勝ち切る展開に導いた。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●前島芳雄(スポーツライター)

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