[J1リーグ33節]仙台2-0広島/10月23日(土)/ユアスタ

【チーム採点・寸評】
仙台 6.5
自陣で堅実に守って、カウンター攻撃に徹する戦いが実り、欲しかった先制点を獲得。相手に攻め込まれる時間も長かったが選手全員が身体を張り続け、試合終盤にも追加点を挙げ、5か月ぶりのホーム戦勝利を達成した。

J1リーグ順位表

【仙台|採点・寸評】
GK
27 ヤクブ・スウォビィク 6.5
相手のミドルシュートや至近距離からのシュートに対しても、冷静なシュートストップを見せる本来のプレーを取り戻し、クリーンシートを達成して、勝利に大きく貢献した。

DF
25 真瀬拓海 6
好調時のゴール前に積極的に迫るプレーが戻り、得点シーンでは粘り強いボールキープが起点となった。後半、相手攻撃陣に振り切られる場面もあったが、全体的には守備も粘り強く対応できた。

5 アピアタウィア久 6
競り合いの強さを生かして、相手のクロスボールも丁寧にはね返し、奪ったボールも丁寧に味方につなぐことができていた。
 
16 吉野恭平 6.5
ピンチの場面で球際への強さを見せて、身体を張ってボールをゴール前からかき出す場面が目立った。仙台のディフェンスリーダーとして古巣相手に立ちはだかった。

14 石原崇兆 5.5
攻撃では自陣に押し下げられたこともあり、あまり持ち味を出せなかった。守備も粘り強く対応したが、相手にクロスを上げられピンチを招く場面が目立った。

MF
17 富田晋伍 6(87分OUT)
4試合ぶりの先発出場。守備で持ち味の球際の強さ、粘り強さを発揮できただけでなく、奪ったボールをしっかり味方につなぎ、中盤を落ち着かせた。

8 松下佳貴 6
攻撃面ではあまり決定機に絡めなかったが、守備では身体を張ってピンチを防ぐ場面も多く、キャプテンマークを巻いてチームのために奮闘した。
 
MF
26 加藤千尋 6(87分OUT)
ここ最近少なかった決定機につながる縦パス、スルーパスが出せるようになり、富樫への縦パスが関口のゴールにつながった。シュートも放ったが、決めきれず。

7 関口訓充 6.5(64分OUT)
残留争いで苦しむチームを奮い立たせる先制ゴールはポジション取りもシュートも見事。その後も攻守でハードワークし、チームのためのプレーを全うした。交代後もベンチからチームメイトを鼓舞し続けた。

FW
42 富樫敬真 6.5(64分OUT)
加藤千からの縦パスを前線で受けて、関口のシュートをアシストしたポストプレーは技あり。その後もカウンター攻撃で何度か相手を脅かす場面をつくり出した。

11 赤﨑秀平 6(75分OUT)
21分、相手から良い形でボールを奪ってからのGKと1対1でのシュートチャンスは決めておきたかったが、この他でもカウンター攻撃を仕掛ける場面をつくり、守備でも奮闘した。
 
交代出場
FW
15 西村拓真 6.5(64分IN)
途中出場だったが、敵最終ラインの背後を突いて、決定機をいくつか演出。試合終了間際には氣田のゴールをアシストし、勝利に大きく貢献した。

MF
32 氣田亮真 6.5(64分IN)
出場機会が減っている中で迎えた途中出場のチャンスだったが、相手との駆け引きに勝ち、「うまく相手の重心を外して打てた」と納得のゴール。自身にとってもチームにとっても大きな得点だった。

FW
33 フェリペ・カルドーゾ 6(75分IN)
自身のシュートはゴールにつながらなかったが、相手の背後を突いてカウンター攻撃を仕掛けるという役割は果たし、2点目はゴールの起点となるパス出しができた。

MF
6 上原力也 −(87分IN)
出場時間が短く、攻守で目立った貢献は無かったが、キープ力の高さで中盤を落ち着かせ、無失点で試合を終わらせた。

DF
4 蜂須賀孝治 −(87分IN)
出場時間は短かったが、同サイドの真瀬と連係して、決定機をつくり出すなど、チームに貢献できていた。

監督
手倉森誠 6.5
大分戦敗戦ショックから選手を立ち直らせ、自陣でしっかり守りカウンター攻撃というシンプルな形に徹したことが功を奏した。交代選手に相手の背後を突かせ、追加点を取れたのも大きかった。

【動画】関口が見事なコントロールショットで先制弾!
【チーム採点・寸評】
広島 5
前半に相手スローインからの失点後、仙台の守備ブロックの周囲でボールを回す時間が長くなり、ゴール前を固める相手を崩せない展開が続いた。後半、選手を入れ替えてゴールに迫ったが得点を奪えず、終盤にも相手のスローインから失点。ボール保持率は高かったが、ゴールに迫る迫力に乏しかった。

【広島|採点・寸評】 
GK
1 林 卓人 5.5
久々に古巣仙台でゴールマウスに立ったが敗戦。「2失点とも左サイドのスローインから。もっと整理して守らないと」とリスタートでの守備を反省材料として語った。

DF
2 野上結貴 5
1失点目は富樫にポストプレーを許し、2失点目も氣田のシュートを止められず。その後も不用意なミスから赤﨑のカウンター攻撃を許すなど、ミスが多かった。攻撃参加は多かったが、ゴールにつながらず。

4 荒木隼人 5.5
対人守備の強さは見せたが、失点の場面でも人に付く意識が強すぎて、全体のバランスを保てなかった。

19 佐々木翔 5.5
セットプレーからシュートを狙う場面もあったが、ゴールを決めきれず。守備では直接絡んでいないものの、自身のサイドでスローインから2失点。ポジション取りで工夫が必要だったか。
 
MF
15 藤井智也 5.5(59分OUT)
敵陣深くまで攻め込み、クロスボールから決定機をつくる場面もあったが、ゴールには結びつかなかった。

6 青山敏弘 5.5
ベテランらしい展開力の高さを見せ、決定機をつくり出すこともあり、シュートも2本放ったが、得点にはつなげられなかった。

27 ハイネル 6(79分OUT)
失点の場面では相手からボールを奪いきれなかったが、その後はフィジカルの強さとポジショニングの良さを生かし、守備で奮闘を見せた。

24 東 俊希 6
後半2回決定的な場面をつくったが、あと一歩でゴールを奪うことができなかった。相手にとって脅威となるスペースには入り込めていただけに、あと少しの精度が欲しかった。
 
MF
30 柴﨑晃誠 5(HT OUT)
相手陣内でボールを保持できており、大きなミスは無かったが、敵の脅威となるプレーが少なく、シュートも無かった。前半でピッチを退いた。

10 森島 司 5
前半終了間際のミドルシュートは惜しくも止められた。後半は前半よりも相手を押し込む展開だったが、あまり決定機には絡めなかった。

FW
29 浅野雄也 5(59分OUT)
前半から敵陣に攻め入り続ける展開だったが、決定機にあまり絡めず、シュート0本に終わり、後半途中で交代となった。
 
交代出場
MF
14 エゼキエウ 5(HT IN)
後半開始から投入当初はシュートを放つなど、意欲的にゴールを狙っていたが、徐々に存在感が薄くなり、流れを変えられなかった。

MF
25 茶島雄介 5.5(59分IN)
藤井とは違うタイミングでのクロスボールから何度か決定機をつくり出すなど、工夫は見られたが、得点にはつながらなかった。

FW
37 ジュニオール・サントス 5.5(59分IN)
仙台に対する脅威となりシュートやチャンスメイクなど存在感は示したが、焦りもあったかゴールにはつなげられなかった。

MF
17 松本泰志 −(79分IN)
アディショナルタイムにJ・サントスからパスを受け、フリーでシュートを放ったがGKに阻まれた。直後に失点したことを考えると決めておきたい場面だった。

監督
城福 浩 4.5
今季公式戦未勝利の仙台にまたも敗戦。これまでの仙台戦同様、相手のブロックの外を回るパス回しに終始し、選手を入れ替えても思うようにリズムを変えられなかった。リスクマネジメントも徹底できず。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●小林健志(フリーライター)