[J1リーグ33節]徳島1-1大分/10月23日(土)/鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム

【チーム採点・寸評】
徳島 6.5
J1残留へ負けられない大一番。大分のシステム変更に対応できず、押し込まれ続けて終盤に失点した。FW陣が好調なだけにドローでは物足りない。ただ、相手に多くのセットプレーを与えたなかで、粘り強く守っていた。

【徳島|採点・寸評】
GK
21 上福元直人 6
前半の早い時間帯に枠内シュートを数本打たれるが、集中してセーブした。後半、町田にゴールを許し1失点するが、最小失点に抑えた。

DF
5 石井秀典 5.5(HT OUT)
前節の脳震盪を心配されたが、スタメンで出場。ボールを奪ったあとのカウンターでパスミスが目立ち、攻撃のリズムを消してしまっていた。

14 カカ 6
上福元との息が合わず、危ないシーンを作ってしまった。ただ後半に失点するまでは、攻撃、守備ともに安定していた。

4 ジエゴ 5.5
ビルドアップ時に大分のプレスを受けるシーンが多かった。それによりパスコースを防がれ、苦し紛れの縦パスを相手に奪われてしまう場面が目立った。
 
MF
8 岩尾 憲 6.5
藤田と連携を図るうえで、守備的ポジションでのプレーが多くなったが、味方のパスミスから生まれたピンチをカバーし、相手にカウンターをさせなかったあたりは流石。前節での教訓を一番理解していたのは、キャプテン岩尾だった。

13 藤田譲瑠チマ 6.5(86分OUT)
献身的な守備でピンチを未然に防ぎ、垣田をターゲットとした縦パスが攻撃のスイッチとなり、リズムを作っていた。

24 西谷和希 6
ゴールとはならなかったが、27分に大分のクリアボールに反応し、ペナルティエリア左からシュートを放つなど積極性をみせた。

15 岸本武流 6.5
35分、コーナーキックからこぼれたボールをキープーし、ディフェンダーをかわしてゴール前の垣田にループパス。ゴールには繋がらなかったが、お洒落なパスで決定機を演出した。
 
MF
MAN OF THE MATCH
11 宮代大聖 7
27分、CKのこぼれ球に反応し、ゴール正面からグランダーのシュートを放つも、GKのスーパーセーブに阻まれる。69分、CKに頭で合わせたカカのシュートのはね返りに素早く反応。コントロールされた鋭いミドルシュートでネットを揺らし、徳島に先制点をもたらした。このほかにも、枠内シュートを多く放った宮代をMOMに選出した。

FW
9 ムシャガ・バケンガ 6.5
45分に左サイドのジエゴからのアーリークロスに頭で合わせるなど、何度も相手ゴールに迫った。

19 垣田裕暉 6.5(86分OUT)
35分、岸本からのループパスに頭で合わせたシーンはGKに阻まれた。しかし、直近5試合で4得点と調子を上げてきており、バケンガとの2トップが、垣田の能力を生かしている印象だ。
 
交代出場
DF
20 福岡将太 6(HT IN)
怪我の状態が心配される石井に代わって、後半からピッチに立ち、及第点のプレーをみせた。

MF
37 浜下 瑛 6(86分IN)
ラストパスの精度を欠き、得点にもたらすことはできなかった。ただ中盤での守備でショートカウンターの起点となった。

MF
23 鈴木徳真 6(86分IN)
プレー時間は短かったが、チームのリズムを崩すことなく、中盤で攻守に貢献した。

監督
ダニエル・ポヤトス 6
直近の数試合は、バケンガを絡めた2トップが機能し、得点を挙げることができている。また今回は、前節の大量失点の教訓を生かした守備が、チーム全体で意思統一できていた。勝ち切りたい試合だったが、守備の安定感は増していた。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

【ハイライト動画】J1残留へお互いに負けられない一戦! 徳島と大分のバトルは両者譲らず1-1の痛み分け
 
【チーム採点・寸評】
大分 6.5
今シーズンは逆転勝利の経験がなく、徳島と同様にドローでは満足していないだろう。ただ失点後にシステム変更してから徐々にゲームを支配し、試合を振り出しに戻した点は評価に値する。

【大分|採点・寸評】
GK
1 高木 駿 7
開始2分、味方DFのクリアボールがゴール方向に飛んできたが、見事な反応でこれをセーブ。オウンゴールの危機を救った。

DF
2 香川勇気 5.5(73分OUT)
敵陣で下田からのパスが彼にもっと通っていれば、さらにチャンスを作れたはずだ。

3 三竿雄斗 6
香川との連動した動きはさすがの一言。また、絶妙なカバーリングで危機を救った。

14 エンリケ・トレヴィザン 6
セットプレーでの高さを生かしたヘディングで、徳島ゴールを何度も脅かしていた。
 
15 小出悠太 6(73分OUT)
ジエゴに対するプレスが徳島のミスを誘い、ショートカウンターのチャンスを多く作った。

41 刀根亮輔 6(62分OUT)
シュートコースに身体を投げ出し、気持ちの入ったブロックを何度も見せた。

49 羽田健人 6
最終ラインとの隙間をしっかりと埋め、再三にわたりセカンドボールを回収した。

MF
8 町田也真人 7
80分、長沢の放ったシュートはGKに防がれるが、こぼれ球に町田が反応。ペナルティエリア右から強烈なシュートを放ち、同点ゴールを決めた。
 
MF
11 下田北斗 6.5
伊佐をターゲットにしたロングパスが冴えていた。80分には、左サイドの敵陣中央付近から鋭いクロスを供給。これが同点ゴールへと繋がった。

FW
13 伊佐耕平 6(62分OUT)
カウンター時のポストプレーで、うまく足もとに収める技術の高さを見せた。

16 渡邉新太 6.5(62分OUT)
結果的にオフサイドとなったものの、GKからのロングボールをしっかりと収め、ペナルティエリア右から左足でシュートを放った32分のシーンは見事だった。
 
交代出場
MF
17 井上健太 6(62分IN)
右サイドでのディフェンスで存在感。ボールを奪ったあとのドリブルもキレキレだった。

FW
33 呉屋大翔 6(62分IN)
得点には繋がらなかったが、敵陣深くでドリブル突破を多く仕掛け、好機を作った。

MF
10 野村直輝 6(62分IN)
77分に下田からのスルーパスを受け、ゴール前に進入。最後はカカの身体を張った守備に阻まれるも、得点のにおいを感じさせるプレーだった。

FW
20 長沢 駿 6(73分IN)
80分、相手DFのクリアボールを拾い、ゴール前からシュートを放った。GKに弾かれたが、このプレーが同点ゴールに繋がった。

MF
31 ペレイラ 5.5(73分IN)
大きなミスはなかったが、とくに目立った働きもできなかった。

監督
片野坂知宏 6
失点後の選手交代とシステム変更が、試合の流れを完全に変えた。逆転こそできなかったが、アウェーで勝点1を拾った。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●岡本浩行

【ハイライト動画】J1残留へお互いに負けられない一戦! 徳島と大分のバトルは両者譲らず1-1の痛み分け