とんでもないカオスと化したのが、ノッティンガム・フォレストの本拠地であるシティ・グラウンドだ。

 現地5月17日、同スタジアムではイングランド・チャンピオンシップ(実質2部)の昇格プレーオフ準決勝・第2レグが開催されていた。ホームのノッティングガム・Fがシェフィールド・ユナイテッドを迎えた一戦は、90分間を終えて後者が2−1で勝利。2戦合計のスコアが3−3で並んだため、延長戦に突入したものの決着を見ず、PK戦にもつれ込んだ。これを3−2で制したノッティンガムがハダースフィールドとのファイナル(5月29日/ウェンブリー開催)に駒を進め、スタジアムは巨大な熱狂に包まれた。
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 トラブル続出となったのはこの直後だ。歓喜のあまり、ホームサポーターが大挙してピッチに乱入。なんとそのうちのひとりが、タッチライン際で佇んでいたシェフィールド・Uの主将でFWのビリー・シャープに強烈な頭突きを見舞ったのである。衛星放送『Sky Sports』のライブ映像で流れた決定的瞬間は一気にSNS上で拡散し、大騒動に発展。シャープは唇を4針縫う怪我を負った。

 ノッティンガム州警察は犯人をすぐさま特定。30歳のサポーターは逮捕され、現地木曜日には裁判所で判決が言い渡された。泥酔したうえでの暴挙に対して、24週間の拘置、10年間のサッカー観戦禁止、そしてシャープへの500ポンド(約7万5000円)の賠償金支払いなどを命じている。そしてノッティンガム・Fは同サポーターの観戦を永久に禁止すると発表した。

 驚きの暴行事件が世間を騒がせるなか、『Sky Sports』電子版がさらなる衝撃映像を取り上げた。

 乱入したサポーターのひとりがピッチ上で撮影した動画をツイッター上にアップ。なんと、シェフィールド・Uの選手がノッティンガム・Fのサポーターを踏みつけている衝撃のシーンが映し出されていたのだ。味方選手が掴まれたことに逆上したスコットランド代表FWオリバー・マクバーニーが、そのサポーターを引きずり倒し、上半身を足蹴にしたのである。
 

『Sky Sports』はこれを受けて、州警察が捜査を開始したと報道。「カオスには続きがあった。もしマクバーニーが出頭に応じなければ逮捕される可能性もある」と指摘した。仲間を救うためだったとはいえ、25歳のストライカーの行為はやはり行き過ぎだったと言わざるをえない。マクバーニーはこの数年で飲酒運転の現行犯逮捕をはじめ、敵サポーターに卑猥なジェスチャーをするなど、問題行動を繰り返していた。今回の一件は、FA(イングランド・サッカー協会)も調査に乗り出すと明かしている。

 想像を絶する興奮をもたらす、イングランドならでは昇格プレーオフ。現地5月18日の英4部プレーオフ準決勝(ノーサンプトンvsマンフィールド戦)でも複数のサポーターがピッチに乱入し、巨大な発煙筒が投げ込まれて長時間の中断を余儀なくされる事態を招いた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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