いよいよ18日から、チャンピオンズリーグ(CL)の決勝トーナメントが始まる。今シーズンはアトレティコ・マドリード対リヴァプールやレアル・マドリード対マンチェスター・Cなど、ラウンド16から好カードが目白押し。欧州王者の称号をかけて、熱い戦いが繰り広げられることは間違いない。


 2カ月ぶりの再開にあたって注目されるのが、今冬の移籍市場で加わった新加入選手たちだ。2018−19シーズンから、大会期間中に移籍したとしてもCL決勝トーナメントに出場することが可能となった。グループステージで活躍してステップアップを果たした選手が、新天地で新たなキーマンとなる可能性もあるのだ。


 そこで今回は、CL決勝トーナメントでの活躍が期待される今冬の新戦力をピックアップ。“欧州王者”リヴァプールの一員となった南野拓実はもちろん、注目のニューカマーたちを8名紹介する。


※以下、情報はすべて2月17日時点のもの

※日本円は2月17日時点のレートで換算

※カッコ内は(所属クラブ/国籍/ポジション/年齢)

[写真]=Getty Images


◆南野拓実

(リヴァプール/日本/FW/25歳)



ザルツブルクの選手として戦ったグループステージでは、全6試合に出場して2ゴール3アシストを記録。第2節には、リヴァプール相手に1ゴール1アシストと、欧州王者に強烈なインパクトを与えた。その活躍が認められてのリヴァプール入り。今はまだ本領を発揮するまでに至っていないが、連覇を狙うチームの新たなオプションになる可能性は十分にある。日本人初のCL制覇にも期待したい。


◆アーリング・ハーランド

(ドルトムント/ノルウェー/FW/19歳)



鮮烈なCLデビューを飾り、今冬にザルツブルクからドルトムントへ移籍したハーランド。ブンデスリーガでも5試合で8ゴールを記録するなど、勢いにはいまだ衰えが見られない。ラウンド16の相手は、グループステージで最少失点(2)を誇ったパリ・サンジェルマン。鉄壁守備陣と“新怪物”のマッチアップは見逃せないポイントだろう。今大会のグループステージでは得点ランク2位の8ゴールを挙げており、得点王も視界に捉える。


◆エムレ・ジャン

(ドルトムント/ドイツ/MF/26歳)



ユヴェントスで過ごした今季前半戦は屈辱の連続だった。CLグループステージの登録メンバーから外れ、セリエAでの先発出場はわずか2試合。戦力外同然の扱いを受けた男はしかし、母国で完全復活を遂げる。レンタルで加入したドルトムントでは、ブンデスリーガ再デビュー戦でいきなりゴールを決めてみせた。かつて「未来のドイツ代表キャプテン」と称された26歳は、若いチームに勝者のメンタリティ、そして新たな勢いをもたらすはずだ。


◆ステーフェン・ベルフワイン

(トッテナム/オランダ/FW/22歳)



ハリー・ケインの負傷離脱という緊急事態を救ったのが、1月にPSVから加入したベルフワインだ。プレミアリーグ第25節マンチェスター・C戦では決勝点をマーク。新天地で最高のスタートを切り、早くもチームに不可欠な選手となった。トッテナムはライプツィヒとの決勝トーナメント1回戦でエースを欠くだけに、オランダ産の俊英アタッカーの爆発が待たれる。


◆ヤニック・フェレイラ・カラスコ

(アトレティコ・マドリード/ベルギー/MF/26歳)



点取り屋の獲得を目指していたアトレティコが今冬に獲得したのは、かつての“10番”だった。中国から2年ぶりの電撃復帰。CLでプレーするのは、2017年12月以来のこととなる。“ブランク”を不安視する声もあるが、2015−16シーズンのCL決勝でレアル・マドリード相手にゴールを決めるなど、大舞台での勝負強さは証明済みだ。現王者リヴァプールとのラウンド16でも、大きなサプライズを提供してくれるだろう。


◆ダニ・オルモ

(ライプツィヒ/スペイン/MF/21歳)



ハーランドほどではないが、オルモも今季大きな飛躍を果たしたヤングタレントだ。昨年10月にスペイン代表デビュー戦で初ゴールを奪うと、ディナモ・ザグレブの一員として出場したCLでも、マンチェスター・Cとのグループステージ最終戦でゴールネットを揺らした。欧州中の有力クラブによる争奪戦を経て加入したのは、ライプツィヒ。すでに公式戦4試合出場で1ゴール1アシストを記録するなど、即戦力として活躍している。若手育成に長けたユリアン・ナーゲルスマン監督のもとで、大化けする可能性を秘めた逸材だ。


◆ディエゴ・デンメ

(ナポリ/ドイツ/MF/28歳)



ライプツィヒで不動の地位を築き、クラブ史上初のCL決勝トーナメント進出にも貢献したデンメ。ドイツに残っていてもこの大舞台でプレーすることはできたが、「長年の夢だった」とイタリア移籍を決断した。ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が「ゲームの理解度が高い選手」と評するように、新天地でも瞬く間に定位置を確保。強敵バルセロナから金星を奪うためには、“新4番”の活躍が欠かせない。


◆カール・トコ・エカンビ

(リヨン/カメルーン/FW/27歳)



今季、ビジャレアルで6ゴールを記録したカメルーン代表ストライカーがリヨンに加入。移籍後、リーグ・アン5試合出場で2ゴール1アシストをマークしており、前十字じん帯断裂で今季絶望となったメンフィス・デパイの穴を埋める活躍を見せている。今回がCL初挑戦となるが、リーグ戦での高いパフォーマンスを発揮できれば、ユヴェントス相手の番狂わせもあるかもしれない。


(記事/Footmedia)