バルセロナのキケ・セティエン監督が、ユヴェントス移籍で基本合意に達したと報じられたブラジル代表MFアルトゥールについて言及した。26日に、スペインのラジオ局『カデナ・セール』が報じている。


 これまでに幾度となくユヴェントス移籍の可能性を報じられてきたアルトゥールだが、いよいよイタリア行きが現実味を帯びてきた。両クラブ間では24日、7,000万ユーロ(約84億1,000万円)でアルトゥール移籍の基本合意がなされたと言われており、30日までの完全成立を目指して詰めの交渉が進められているという。セティエン監督は26日の記者会見で、クラブから自身に対してアルトゥールのユヴェントス移籍に関する説明がなされていないことを明かし、現在の状態が「異常だ」という見解を示した。


「クラブからは、アルトゥールが出て行くことを伝えられていないよ。彼は今シーズン最後の試合まで、我々と一緒にいてくれるだろう。もし移籍合意がなされているのであれば、周りの人々を納得させて、元いた場所に良い思い出を残さないとね。自分が今どこにいるのかを考える必要があるし、給与を支払ってくれているクラブに誠実でなければならない」


「こんなことが起きているのは異常だ。でも、アルトゥールが他の選手たちと同じように、今シーズンを良い形で締めくくりたい、タイトルを獲得したい、ここにいる最後の日まで良い思い出を残したいと思っているはずだよ。もし彼が出ていくという運命であるなら、それを受け入れるしかない」


 27日に行われるリーガ・エスパニョーラ第32節・セルタ戦を前に、セティエン監督は「アルトゥールを頼りにしている」と語った。しかし、指揮官が記者会見で発した言葉からは、アルトゥールの移籍をめぐるクラブ上層部との齟齬やわだかまりが感じられた。