6月25日に悲願のプレミアリーグ初優勝を飾ったリヴァプール。エジプト代表FWモハメド・サラーやイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソン、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクといった世界トップレベルの選手たちをそろえ、圧倒的な強さを見せつけた。ユルゲン・クロップ監督は就任5年目にしてチームを頂点に導き、イングランドのトップリーグで優勝した初のドイツ人指揮官となった。


 では、クロップ監督が就任した当時のリヴァプールでは、どんな選手たちがプレーしていたのだろうか。今回はクロップ体制の初陣となった2015年10月17日のプレミアリーグ第9節トッテナム戦(0−0)に出場したメンバー13名を、背番号とともに紹介する。


※年齢は7月2日時点のもの


◆▼GK 22 シモン・ミニョレ

(ベルギー代表/当時27歳→現在32歳)

 ミニョレは2013年からリヴァプールに在籍し、当初は正GKを務めていたが、失点につながるミスを繰り返したことで定位置を失い、昨年夏にクラブ・ブルージュへ移籍。新天地では守護神としてゴールマウスを守り、今シーズンのリーグ優勝に貢献した。


◆▼DF 2 ナサニエル・クライン

(元イングランド代表/当時24歳→現在29歳)

 2015年夏にサウサンプトンからリヴァプールに加わったクライン。1年目はリーグ戦33試合に出場するなど、右サイドバックのレギュラーを務めていた。しかしケガによる離脱や、トレント・アレクサンダー・アーノルドの台頭により、2017−18シーズン以降は出場機会が激減。今シーズンは公式戦で全く出番を得られないまま、先月30日の契約満了をもってクラブを退団した。


◆▼DF 37 マルティン・シュクルテル

(元スロヴァキア代表/当時30歳→現在35歳)

 現在はトルコのバシャクシェヒルに所属しているシュクルテル。リヴァプールには2008年1月から在籍していたが、2016年夏に退団したため、クロップ監督とともに過ごしたのは半年ほどだった。それでも今年1月には、指揮官のモチベーターとしての手腕を高く評価し、「世界最高の監督」と絶賛していた。


◆▼DF 17 ママドゥ・サコー

(フランス代表/当時25歳→現在30歳)

 2013年の加入以来、左利きのセンターバックとして活躍。しかし2016年夏のプレシーズンツアー中に遅刻を繰り返したことでクロップ監督の怒りを買い、リザーブチーム行きを余儀なくされた。2017年1月にはクリスタル・パレスへレンタル移籍。同年夏に完全移籍が成立し、現在もクリスタル・パレスでプレーしている。


◆▼DF 18 アルベルト・モレノ

(元スペイン代表/当時23歳→現在27歳)

 モレノは2014年夏、22歳のときにリヴァプールに加わった。2年目までは左サイドバックのレギュラーを務めていたが、2016−17シーズン以降はジェイムズ・ミルナーやアンドリュー・ロバートソンにポジションを奪われ、ベンチ要因に。環境を変えるため昨年夏にビジャレアルへ移籍し、5年ぶりに母国に復帰した。


◆▼MF 21 ルーカス・レイヴァ

(元ブラジル代表/当時28歳→現在33歳)

 ルーカスは2007年夏から10シーズンにわたってリヴァプールに在籍。守備的MFとして活躍し、公式戦350試合近くに出場した。2017年にラツィオに移籍すると、昨シーズンはコッパ・イタリア制覇を達成。今シーズンもリーグ戦22試合に出場し、ユヴェントスに次ぐ2位につけてチームを支えている。


◆▼MF 23 エムレ・ジャン

(ドイツ代表/当時21歳→現在26歳)

 クロップ体制の初陣でルーカスとダブルボランチを組んでいたのがジャンだ。バイエルン、レヴァークーゼンを経て、2014年夏に20歳でリヴァプール入り。同胞の指揮官の下で中盤のレギュラーを務めた。しかし2018年夏の契約満了をもってクラブを離れ、ユヴェントスにフリーで移籍。今冬からはドルトムントに活躍の場を移している。


◆▼MF 20 アダム・ララーナ

(元イングランド代表/当時27歳→現在32歳)

 サウサンプトンでブレイクしたララーナは、2014年にリヴァプールのユニフォームに袖を通した。当初はコンスタントに出番を得ていたものの、近年は厚い選手層に阻まれて出場機会が減少。今シーズン限りでリヴァプールに別れを告げるが、短期契約を結んだことで、シーズン終了まではクラブに在籍する。退団後は、クロップ監督以前に指導を受けたブレンダン・ロジャース監督率いるレスターへの加入が噂されている。


◆▼MF 10 フィリペ・コウチーニョ

(ブラジル代表/当時23歳→現在28歳)

 クロップ監督就任時のリヴァプールで“10番”を背負っていたのがコウチーニョ。攻撃の中心としてチームを牽引し、2016−17シーズンにはチームトップタイの13ゴールを記録した。2018年1月に夢だったバルセロナ加入を果たすも、納得のいく結果を残せず、今シーズンもレンタル先のバイエルンで不完全燃焼。リヴァプール復帰も取り沙汰されているが、来シーズンはどこでプレーすることになるのだろうか。


◆▼MF 7 ジェイムズ・ミルナー

(元イングランド代表/当時29歳→現在34歳)

 2015年にマンチェスター・Cからリヴァプールに移籍してきたミルナー。今シーズンもマルチロールとして活躍し、マンチェスター・C在籍時の2011−12、2013−14シーズンに続いて3度目のプレミアリーグ制覇を達成した。常にチームのために全力を尽くす姿勢に、クロップ監督も「若手選手たちのロールモデルだ」と賛辞を贈っている。


◆▼FW 27 ディヴォック・オリジ

(ベルギー代表/当時20歳→現在25歳)

 クロップ体制の初陣で1トップを務めたのは、当時20歳のオリジだった。その後は主にスーパーサブとして起用されているが、昨シーズンはチャンピオンズリーグの準決勝と決勝でゴールを決めるなど、ここぞという場面で輝きを放っている。


◆▼MF 24 ジョー・アレン

(ウェールズ代表/当時25歳→現在30歳)

 5年前のトッテナム戦で、ララーナに代わって出場したのがアレンだ。2012年の加入以来、プレーメーカーとして活躍していたが、徐々に出場機会が減少。レギュラーとしての出番を求めて、2016年夏にストークへ移籍した。2017−18シーズンには2部降格を味わったが、現在もストークでのプレーを続けている。


◆▼MF 33 ジョーダン・アイブ

(イングランド/当時19歳→現在24歳)

 リヴァプールアカデミー出身のアイブも途中から出場した選手の一人。コウチーニョとの交代でピッチに入ると、試合後にクロップ名物の“ビンタ”を受けたことが大きな話題となった。しかし、分厚い選手層に加えて本人の伸び悩みもあり、2016年夏にボーンマスへ完全移籍。3シーズンでリーグ戦3得点とここでも結果を残せず、先月30日の契約期間終了に伴って退団となった。


(記事/Footmedia)