アルゼンチン代表FWリオネル・メッシの去就を巡り、同選手の父ホルヘ氏とバルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が会談を行ったが、合意に達することはできなかったようだ。スペイン紙『マルカ』が2日に伝えている。


 バルセロナ退団の意思を示しているメッシに対して、バルトメウ会長は契約に付与されていた契約解除条項が6月10日で満了していると強調、契約が残っていることからクラブのトレーニングへ戻ることを求めた。また、メッシはクラブのプロジェクトにおいて重要な存在であることから、他クラブとの売却交渉は一切行わない方針を示している。


 一方でメッシは6月10日までに本人が申告すれば違約金なしで契約解除可能だった条項は、新型コロナウイルスの感染拡大による2019ー20シーズンの延長という前例のない事態を鑑みてまだ有効であると主張。ホルヘ氏もメッシがバルセロナへの残留は難しいという立場を示した。両者の主張には大きな溝があり、今回の会談では埋めることができなかったようだ。


 同紙は今後の流れとして、メッシが公の場で会見を行う可能性や、バルセロナ側がトレーニングへの欠席に対する罰金処分を課す可能性を示している。また、メッシが移籍を強行し契約解除条項の解釈を巡って裁判所の判断を仰ぐことが、最も極端な解決策であると指摘。一方でそのようなリスクを冒してまで獲得を目指すクラブは現れないだろうとしている。