アーセナルに所属しているアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスが、アストン・ヴィラへの移籍で個人合意に至ったようだ。イギリスメディア『インデペンデント』が10日に報じている。


 2019−20シーズンは開幕からドイツ代表GKベルント・レノがゴールマウスを守っていたが、6月に行われたプレミアリーグ第30節のブライトン戦で負傷。その後はマルティネスが正守護神となり、高いパフォーマンスを見せてアーセナルを支えた。マルティネスが実力を発揮したことで、レノが復帰する今シーズンはどちらがファーストチョイスになるのかに注目が集まっていた。


 8月29日に行われたコミュニティシールドのリヴァプール戦ではマルティネスが出場したものの、依然としてクラブはレノを正GKとして考えている模様だ。ミケル・アルテタ監督はマルティネスと話し合いの時間を設け、クラブに残ってレノと正守護神の座を争って欲しいと伝えたという。しかし、マルティネスは自身のプレー時間が最優先事項だと考えており、条件が大幅に改善された契約延長オファーを拒否。今オフにクラブを去る可能性が高まっていた。


 マルティネスにはビジャレアルも関心を示していたが、今回の報道によるとアストン・ヴィラへの移籍で個人合意に達したという。マルティネス自身がプレミアリーグでのプレーを望んだことが要因のようだ。アストン・ヴィラは4年契約で、週給6万ポンド(約820万円)の条件を提示したと見られている。


 アーセナルはマルティネスの移籍金を2000万ポンド(約27億円)に設定しているが、アストン・ヴィラは1500万ポンド(約20億円)での獲得を望んでいる。そのため、現時点でクラブ間合意には至っていない。しかし、アーセナルは今オフの補強資金を捻出する必要があるため、渋々ではあるもののマルティネスの売却を許可するようだ。


 2010年にアーセナルのユースチームに加入して以来、レンタル移籍を繰り返してきたマルティネス。昨シーズン終盤戦に花開いたものの、アーセナルでのキャリアはここで終わりとなるのだろうか。