チェルシーを率いるフランク・ランパード監督がリヴァプールのユルゲン・クロップ監督のコメントに対し反論したようだ。14日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。


 チェルシーは昨シーズン、18歳未満の選手の海外移籍を禁止した条項に違反したとして1年間の補強禁止処分を受けていた。冬に解除されたものの特段の補強はせず、さらにエースのベルギー代表MFエデン・アザールをレアル・マドリードに放出していた。そのため新型コロナウイルスの打撃を受けながらも、今夏の移籍市場ではモロッコ代表MFハキム・ツィエク、ドイツ代表FWティモ・ヴェルナー、イングランド代表DFベン・チルウェル、U−21フランス代表DFマラング・サール、ブラジル代表DFチアゴ・シウヴァ、そしてドイツ代表MFカイ・ハフェルツと大型補強を敢行している。


 一方リヴァプールは1175万ポンド(約16億円)でギリシャ代表DFコスタス・ツィミカスを獲得したのみ。クロップ監督は「レッズ(リヴァプールの愛称)は移籍市場でチェルシーのようにはできない。あるクラブは、国が所有しているか、オリガルヒ(大資本家)が所有しているかであり、将来の確実性はそれほど重要ではない」と皮肉のようなコメントしていた。


 これを受けてランパード監督は次のようにコメント。自身の考えを明らかにした。


「私はこの話にイライラしていないよ。むしろ、少し面白いと感じていた。クラブのオーナーについて話すとき、彼らがどんなビジネスをしているかは重要ではないと思う。ただプレミアリーグのクラブの非常に裕福なオーナーについて話している」


「現実を見ると、信じられないかもしれないが、レスターを除いて、現代のプレミアリーグで優勝したクラブのほとんどは、資金を使いかなりの数を獲得している。リヴァプールの選手たちを見てみよう。(オランダ代表DFフィルジル)ファン・ダイク、(ブラジル代表GK)アリソン、(ブラジル代表MF)ファビーニョ、(ギニア代表MFナビ)ケイタ、(セネガル代表FWサディオ)マネ、(エジプト代表FWモハメド)サラーと信じられない選手たちをとても高い値段で買っている」


「リヴァプールはそうしてきた。彼らは一定期間にわたってそうしてきた。私たちが今回したことは、補強禁止処分から抜け出て、自分たち自身で状況に対処し、改善しようとしたことだ。だから、それは当たり前のことをしたまでだ。私たちは皆、数学をやりすぎても意味がないことを知っている。リヴァプールが高いレベルで過ごしてきたこと、彼らには素晴らしいコーチがいること、彼らには素晴らしい選手がいることをわかっているからね」


「そして、リヴァプールの本当に賢い行いは、コーチを信じ、システムを何年も信じてきたことだ。だから、それは素晴らしい。でも選手にお金が使われている話でもある。そしてこの夏、我々は選手にお金を使ってきたし、今はハードワークをしなければならない」