10月5日にクローズした欧州主要リーグの夏の移籍市場。新型コロナウイルスの影響で多くのクラブが補強に四苦八苦したものの、選手としての伸びしろが十分で、市場価値のさらなる高騰も期待できる若手の獲得には変わらず高値がついた。そこで今回は、移籍情報サイト『transfermarkt』による、23歳以下の移籍金ランキングトップ10を紹介する。


※以下、情報はすべて『transfermarkt』を参照

※日本円は7日時点のレートで換算


◆10位 ジョナサン・デイヴィッド

移籍先:ヘント(ベルギー)→リール(フランス)

移籍金:3200万ユーロ(約40億円)

国籍:カナダ

年齢:20歳


バイエルンに所属するアルフォンソ・デイヴィスとともにカナダの次代を担う選手で、昨季はジュピラー・プロ・リーグで18ゴール8アシストを記録。多くのクラブが注目する中、リールへの移籍が決まった。移籍金3200万ユーロはリールのクラブレコードで、売却額としてもジュピラー・プロ・リーグ史上最高額。もともと「リールへ行きたい」と公言していたことから、願いどおりの移籍となった。


◆9位 ウェスレイ・フォファナ

移籍先:サンテティエンヌ(フランス)→レスター(イングランド)

移籍金:3500万ユーロ(約43億円)

国籍:フランス

年齢:19歳


昨年5月にトップチームデビューを飾ったばかりのU−21フランス代表DFがレスターへ移籍。サンテティエンヌにとっては、クラブレコードとなる移籍金3500万ユーロでの取引となった。レスターを率いるブレンダン・ロジャーズ監督も「非常にアグレッシブで、スピードもかなりあるし、空中戦も得意だ。楽しみにしている」と、大きな期待を寄せている。


◆8位 ドニー・ファン・デ・ベーク

移籍先:アヤックス(オランダ)→マンチェスター・U(イングランド)

移籍金:3900万ユーロ(約48億円)

国籍:オランダ

年齢:23歳


レアル・マドリードへの移籍が有力視される中、マンチェスター・Uが獲得を発表。移籍金3900万ユーロは、アヤックスで歴代5番目の売却額となる。昨季まで同僚で、今夏にチェルシーへ移籍したハキム・ツィエクとの“元同僚対決”は要注目だ。


◆7位 ファビオ・シウヴァ

移籍先:ポルト(ポルトガル)→ウルヴァーハンプトン(イングランド)

移籍金:4000万ユーロ(約50億円)

国籍:ポルトガル

年齢:18歳


18歳の新星にウルヴァーハンプトンが投じた額は4000万ユーロ。1年前のラウール・ヒメネス獲得時に支払った3800万ユーロ(約47億円)を上回るクラブ史上最高額となった。元ポルトガル代表DFのジュルジュ・シウヴァを父親に持つストライカーで、昨季のプリメイラ・リーガ開幕戦でトップチームデビュー。17歳と22日という、クラブの最年少出場記録を樹立している。同胞が多数を占める新天地でのさらなる飛躍に注目が集まる。


◆7位 アクラフ・ハキミ

移籍先:レアル・マドリード(スペイン)→インテル(イタリア)

移籍金:4000万ユーロ(約50億円)

国籍:モロッコ

年齢:21歳


F・シウヴァの移籍金と同額でインテルに加入したのがハキミ。武者修行先のドルトムントで大きな成長を遂げると、レアル・マドリードへの復帰ではなく、イタリア行きを選択した。4000万ユーロの移籍金は、今夏にアヤックスからチェルシーへ移籍したハキム・ツィエクと同額で、モロッコ人選手としての歴代最高額になる。


◆5位 ディオゴ・ジョッタ

移籍先:ウルヴァーハンプトン(イングランド)→リヴァプール(イングランド)

移籍金:4470万ユーロ(約55億円)

国籍:ポルトガル

年齢:23歳


プレミア王者が今夏大枚を叩いて獲得したのが、新進気鋭のポルトガル代表FW。ユルゲン・クロップ監督は「まだ23歳で大きなポテンシャルがある」、「チームに多くの選択肢を与えてくれる」と語り、今後の伸びしろも考慮した補強となった。9月28日に行われたアーセナル戦では早速ゴールを奪うなど、ポテンシャルの高さを証明している。


◆4位 ベン・チルウェル

移籍先:レスター(イングランド)→チェルシー(イングランド)

移籍金:5020万ユーロ(約62億円)

国籍:イングランド

年齢:23歳


大型補強を敢行したチェルシーが唯一、獲得したイングランド人選手がチルウェルだった。移籍金5020万ユーロは、イングランド出身の左サイドバックとしては歴代最高額。2014年にサウサンプトンからマンチェスター・Uに加入したルーク・ショーの移籍金3750万ユーロ(約46億円)を上回った。再び多国籍化が進んだチェルシーにおいて、純国産の力を見せられるのか、要注目だ。


◆3位 ルベン・ディアス

移籍先:ベンフィカ(ポルトガル)→マンチェスター・C(イングランド)

移籍金:6800万ユーロ(約84億円)

国籍:ポルトガル

年齢:23歳


第3位に入ったのは、マンチェスター・C入りが決まったR・ディアス。移籍金6800万ユーロは、DFの移籍金として歴代5位、シティが獲得したDFとしては史上最高額となった。センターバックの即戦力候補として、ジョゼップ・グアルディオラ監督の期待は大きい。


◆2位 ヴィクター・オシムヘン

移籍先:リール(フランス)→ナポリ(イタリア)

移籍金:7000万ユーロ(約87億円)

国籍:ナイジェリア

年齢:21歳


昨季加入したリールで公式戦18ゴール6アシストを記録して実力をアピールすると、セリエA挑戦への切符を手にした。移籍金7000万ユーロはナポリのクラブ史上最高額。元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバ氏が“ロールモデル”と話す21歳は、クリスティアーノ・ロナウド、ラウタロ・マルティネス、ズラタン・イブラヒモヴィッチらが居並ぶリーグでブレイクなるか。


◆1位 カイ・ハフェルツ

移籍先:レヴァークーゼン(ドイツ)→チェルシー(イングランド)

移籍金:8000万ユーロ(約99億円)

国籍:ドイツ

年齢:21歳


今夏、最も高額な移籍金が発生した23歳以下の選手はハフェルツだった。移籍金8000万ユーロは、年齢制限を取っ払っても今夏の最高額となる。2年前の夏に加入したGKケパ・アリサバラガと同額で、チェルシーのクラブ史上最高額。売却額としても、レヴァークーゼンのクラブレコードを塗り替えるものだった。同胞のティモ・ヴェルナーと共にチェルシーの攻撃をけん引する活躍が期待される。


(記事/Footmedia)