欧州最強クラブを決めるチャンピオンズリーグ(CL)が20日に開幕した。各国を代表するスター選手の競演はもちろんのこと、ワールドクラス入りが期待される若手プレーヤーの台頭にも注目が集まる。


 昨シーズンのCLでは、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが大ブレイク。CLデビュー戦となった開幕節のヘンク戦から5試合連続ゴールを達成すると、最終的には得点王に輝いたバイエルンFWロベルト・レヴァンドフスキに次ぐ10ゴールを叩き出した。


 果たして、“第2のハーランド”は現れるのか。今回は、スペイン紙『マルカ』が選出する「ブレイク必至のヤングタレント」を10名紹介しよう。


※カッコ内は(所属クラブ/ポジション/国籍/現年齢)


◆パトソン・ダカ

(ザルツブルク/FW/ザンビア/22歳)


“ハーランドの後継者”として、昨季はキャリアハイとなるリーグ戦24ゴールをマーク。今季もここまで公式戦8試合の出場で11ゴールを叩き出している。豪快なプレーが持ち味で、相手の最終ラインの裏に抜け出せば、あまりに速すぎて誰も追いつけない。MF奥川雅也とのホットラインも必見だ。


◆デヤン・クルゼフスキ

(ユヴェントス/MF/スウェーデン/20歳)


昨季セリエAでブレイクを果たし、ユヴェントスが約40億円もの移籍金を投じて獲得。20日のディナモ・キエフ戦で待望のCLデビューを果たした。繊細さには欠けるが、それを補って余りあるほどの突破力があり、攻撃的なポジションを複数こなせる柔軟性も特長だ。アンドレア・ピルロ新監督の下でさらなるスターダムに駆け上がる可能性は十分にある。


◆エドゥアルド・カマヴィンガ

(レンヌ/MF/フランス/17歳)


17歳で背番号10を託され、今年9月にはフランス代表デビュー。“新たな怪物”と称されるレフティーが、欧州最高峰の舞台に挑む。ドリブラーでパスセンスに優れ、左足のシュートも正確で強烈。それでいて守備力も備えているため、レアル・マドリードをはじめとしたビッグクラブが獲得を熱望している。あとは大舞台でどこまでやれるのか――欧州中のスカウトが注目している。


◆ジュード・ベリンガム

(ドルトムント/MF/イングランド/17歳)


新世代のタレントが次々に台頭するイングランドの最新傑作。カマヴィンガと並ぶ新たな怪物候補で、今夏ドルトムントが支払った移籍金は約30億円とされている。バーミンガムのアカデミー出身で、クラブ史上最年少の16歳38日でトップチームデビュー。ドイツ行きが決まった後には、背番号「22」が永久欠番になったというから驚きだ。17歳とは思えないテクニックとフィジカルを持ち、ハードワークも厭わない。


◆ペドリ

(バルセロナ/MF/スペイン/17歳)


同じ17歳のアンス・ファティが超人過ぎてスポットライトを浴びる機会はまだ少ないが、スペインの将来を背負って立つとされる逸材。今夏バルセロナに加入すると、CLデビュー戦となった20日のフェレンツヴァーロシュ戦では、途中出場から20分足らずでゴールを挙げた。身体は華奢だが、高い技術と頭の良さが特長で「イニエスタに似ている」と言われる。


◆メイソン・グリーンウッド

(マンチェスター・U/FW/イングランド/19歳)


イングランド代表合宿中の愚行で評判を落としたが、ダイヤの原石であることに疑いの余地はない。昨季はヨーロッパリーグでプロキャリア初得点を挙げて、欧州大会におけるクラブ最年少得点記録を更新。プレミアリーグでも二桁得点(10)を叩き出した。両足で精度の高いシュートを打つことができ、わずかなコースを打ち抜く技術は圧巻だ。


◆フランシスコ・トリンコン

(バルセロナ/FW/ポルトガル/20歳)


約40億円の移籍金でブラガからバルセロナに加入したレフティーは、ボール扱いが巧みで、得点力も備えるウインガー。昨季はポルトガルリーグで8ゴール6アシストを記録した。リオネル・メッシ、アントワーヌ・グリーズマン、ウスマン・デンベレなど左利きのアタッカーが揃うバルセロナで出場機会を得るのは容易ではないが、潜在能力はピカイチだ。


◆アントニー

(アヤックス/FW/ブラジル/20歳)


ブラジルのオリンピック代表チームの主力で、この夏にサンパウロからアヤックスへの移籍を果たした左利きのアタッカー。チェルシーへステップアップを果たしたハキム・ツィエクの後釜として期待され、エールディヴィジでは開幕戦から早速ゴールを決めている。アヤックスには下部組織出身の有望株も複数いるが、いま一番の注目株と言っていい。


◆ヘイニエル

(ドルトムント/FW/ブラジル/18歳)


“カカ2世”と称されるアタッカーは、出場機会を求めてドルトムントへのレンタル移籍を決断。元レアルのアクラフ・ハキミのような成長が期待されるが、チーム内にはハーランドやジェイドン・サンチョ以外にも、17歳のジョヴァンニ・レイナやベリンガム、さらには15歳のユスファ・ムココなど、逸材がひしめく。裏を返せば、この競争を勝ち抜くことができれば、真のブレイクが約束されているといことだ。


◆ミケール・キュイザンス

(マルセイユ/MF/フランス/21歳)


17歳でドイツに渡り、20歳でバイエルンへ移籍。しかし絶対王者で出番を得ることは難しく、母国の名門マルセイユへのレンタル移籍を決断した。左利きのテクニシャンで、フィード能力が高く、バイエルンではセットプレーを任されることもあった。当たりに強くないのが玉に瑕だが、アンドレ・ヴィラス・ボアス監督の指導を受けて大化けする可能性も十分にある。


(記事/Footmedia)