プレミアリーグ第17節が2日に行われ、ウェスト・ブロムウィッチ(WBA)とアーセナルが対戦した。
現在プレミア2連勝中のアーセナルは、好調を引っ張る若手のMFブカヨ・サカ、エミール・スミス・ロウに加え、復帰したFWピエール・エメリク・オーバメヤンが先発に名を連ねた。
雪の中行われた試合は、アーセナルが優勢に進める時間帯が続く。3分、クロスからエクトル・ベジェリンが強烈なシュートを放ち口火を切ると、16分にはサカがカットインから左足で際どいシュートを浴びせ、WBA守備陣を脅かす。
すると23分、左サイドから縦へ仕掛けたキーラン・ティアニーが、クロスと見せかけて右足でカットイン。そのまま右足で巻くようなシュートを打つと、これがゴールへと突き刺さった。さらに28分には右サイドでスミス・ロウ、サカ、アレクサンドル・ラカゼットが流れるようなパスワークで崩すと、最後はスミス・ロウの折り返しをゴール前のサカが流し込んだ。完璧な崩しを見せたアーセナルが、一気に2点のリードを得る。
そのまま0−2で迎えた後半、雪で真っ白に染まったピッチで最初にチャンスを得たのはWBA。
47分、裏に抜け出したマテウス・ペレイラのシュートがポストに弾かれると、そのこぼれ球をダイレクトで打ったカラム・ロビンソンがゴール。しかしこれはオフサイドの判定で認められない。
61分、サカが右サイドから仕掛けてクロスを上げると、DFセミ・アジャイのクリアがポストにヒット。跳ね返ったボールをスミス・ロウ、さらにそのこぼれをラカゼットが落ち着いて押し込み、アーセナルが3点目を奪う。さらに64分には、エリア内に侵入したティアニーのクロスにラカゼットが再び合わせ、その差を4点として勝負を決定づけた。
試合はアーセナルが追加点を狙いながらも、このまま終了。今シーズン最多の4得点をあげたアーセナルは、今季初となるリーグ3連勝を達成した。一方のWBAは、前節リーズ戦に続いた大量失点での敗戦となった。
次節、WBAは16日にウルヴァーハンプトンとアウェイで、アーセナルは14日にクリスタル・パレスとホームで対戦する。
【スコア】
ウェスト・ブロムウィッチ 0−4 アーセナル
【得点者】
0−1 23分 キーラン・ティアニー(アーセナル)
0−2 28分 ブカヨ・サカ(アーセナル)
0−3 61分 アレクサンドル・ラカゼット(アーセナル)
0−4 64分 アレクサンドル・ラカゼット(アーセナル)