バルセロナは21日、テストマッチでジムナスティック・タラゴナ(3部)と対戦した。プレシーズン初戦となった同試合にはバルセロナBのFW安部裕葵もベンチ入りし、後半開始から「11」番を背負って出場。トップチームのロナルド・クーマン監督を前に、45分間のプレーで1アシストを記録して勝利に貢献した。


 12日から2021−22シーズンに向けて始動したバルセロナ。今夏のプレシーズン初戦は、EURO2020やコパ・アメリカ2021に参加した選手や東京オリンピック参加中の選手など主力が不在となり、バルセロナBから安部などが多数招集された。


 前半はDFジェラール・ピケ、MFミラレム・ピアニッチ、DFセルジ・ロベルトらトップチームの選手らに加え、今夏にラピード・ウィーンから加入した18歳のMFユスフ・デミアらが先発出場。38分に相手DFが一発退場となり、バルセロナが数的有利となったが、試合はスコアレスのまま折り返す。


 後半はメンバー総入れ替えで安部や16歳のMFガビらバルセロナBのメンバーが出場。すると60分、ペナルティエリア右で収めたFWレイ・マナイがDFを背負いつつ豪快に右足シュートを叩き込んで先制点を挙げた。85分にはMFアレックス・コジャドが右サイドから中央に切り込んでミドルシュート。これがDFに当たってゴール右隅に吸い込まれて追加点となった。


 直後の86分には、安部がゴールを演出。エリア左に抜け出した安部が左足でクロスを上げると、ファーポストでフリーのマナイが胸で押し込んでリードを3点に広げた。さらに90分には、マナイがPKを沈めてハットトリックを達成。試合はこのまま終了し、バルセロナが4−0の快勝でプレシーズン白星スタートを飾った。


 現在22歳の安部は、2019年夏に鹿島アントラーズからバルセロナBに移籍し、初年度はリーグ戦20試合で4ゴールを記録。だが、昨年2月に右足の大腿二頭筋断裂により戦列から離れると、同11月にも同じ箇所を痛めて離脱を強いられた。同12月の復帰戦では出場後3分で再び右足の大腿二頭筋を負傷して再離脱を強いられたが、今年4月に復帰。3年目の今夏はプレシーズン開始から参加している。