いよいよFIFAワールドカップカタール2022 アジア最終予選が幕を開ける。9月2日のオマーン代表戦、7日の中国代表戦に招集された日本代表24名を紹介する。


文=林遼平

写真=Getty Images


◆GK

川島永嗣


生年月日:1983年3月20日(38歳)

身長・体重:185cm・82kg

出身地:埼玉県

所属クラブ:ストラスブール(フランス)


誰もが認めるチームの精神的支柱の一人。前回のロシアワールドカップ後に一度は代表引退に傾いたが、「まだやり残したことがある」と姿勢を一転させた。「高いレベルのW杯の中で、GKとして何ができるのかが一番興味がある」と語り、カタールW杯を目指す。


権田修一


生年月日:1989年3月3日(32歳)

身長・体重:187cm・84kg

出身地:東京都

所属クラブ:清水エスパルス


今年の3月に行われた韓国戦でクリーンシートを達成し、楢崎正剛が持っていた7戦連続完封記録を塗り替えた。今季、移籍した清水でも守護神を務める権田は、旗振り役となりGK普及プロジェクト『ONE1-GK』を発足。未来を見据えた活動も精力的に行っている。


谷晃生


生年月日:2000年11月22日(20歳)

身長・体重:190cm・84kg

出身地:大阪府

所属クラブ:湘南ベルマーレ


素早い足の運びから相手の鋭いシュートを防ぐ東京五輪世代の守護神。東京五輪の準々決勝・ニュージーランド戦ではPK戦で勝利し、U-17W杯の時にPKで敗れた悔しさを晴らした。湘南でも評価を高めるGKは、初のA代表の舞台でどんなプレーを見せるか。


◆DF

長友佑都


生年月日:1986年9月12日(34歳)

身長・体重:170cm・68kg

出身地:愛媛県

所属クラブ:無所属


無限の上下動とフィジカルコンタクトを厭わない左サイドバックは、無所属の状況でも代表入り。「自身の経験を付加価値としてチームに提供できる」と語るように、代表での経験値は誰よりも豊富。ポジション争いは熾烈だが、「覚悟を持って戦いたい」と意気込む。


吉田麻也


生年月日:1988年8月24日(33歳)

身長・体重:189cm・87kg

出身地:長崎県

所属クラブ:サンプドリア(イタリア)


言わずと知れた日本のキャプテン。東京五輪ではオーバーエイジとして参加し、若い選手たちに経験を伝えながらチームをベスト4に導いた。大会後には「若い選手たちからたくさん吸収できて、選手として成長できた」と語り、次なる大舞台を見据えている。


佐々木翔


生年月日:1989年10月2日(31歳)

身長・体重:177cm・70kg

出身地:神奈川県

所属クラブ:サンフレッチェ広島


森保一監督就任後、コンスタントに代表へ呼ばれている男は、満を持してアジア最終予選に挑む。2020年からは広島のキャプテンを務め、精神的にも強くなった。対人と空中線の強さを代表でも発揮し、左サイドバックのレギュラーを掴めるか注目される。


酒井宏樹


生年月日:1990年4月12日(31歳)

身長・体重:185cm・78kg

出身地:長野県

所属クラブ:浦和レッズ


東京五輪で個人戦術の凄みを感じさせたのが酒井だ。圧倒的なフィジカル能力に加え、ここぞの場面を読み取ってボールを刈り取るプレーは流石の一言。“一人で守れる”男がチームにいることは大きい。浦和でも早速強みが出ており、代表でのさらなる活躍に期待。


山根視来


生年月日:1993年12月22日(27歳)

身長・体重:178cm・72kg

出身地:神奈川県

所属クラブ:川崎フロンターレ


超攻撃的サイドバックと知られる川崎Fの右サイドの槍。その攻撃性は代表デビュー戦でペナルティーエリア内に侵入してゴールを決めるほど。代表の強度に「まだまだ足りない」と語りながら、リーグ戦でパフォーマンスを高めてきた男の進化に注目したい。


室屋成


生年月日:1994年4月5日(27歳)

身長・体重:176cm・69kg

出身地:大阪府

所属クラブ:ハノーファー(ドイツ)


昨年の8月にドイツへと渡った右サイドバックは、初年度から32試合に出場。「個人でボールを奪いにいくことや前からプレスをかけ続けることが求められる」中で、適応能力の高さを発揮した。海外で磨かれたプレーを前面に出し、レギュラーポジション奪取を狙う。


植田直通


生年月日:1994年10月24日(26歳)

身長・体重:186cm・77kg

出身地:熊本県

所属クラブ:ニーム(フランス)


現在フランス2部でリーグ最少失点を誇るニームで主力を担うのが植田だ。小学校時代にテコンドーで鍛えたフィジカル能力の高さに加え、強靭な身体能力で空中戦では無類の強さを見せる。スタメンを虎視淡々と狙う武闘派DFは、強い信念を胸に最終予選に臨む。


中山雄太


生年月日:1997年2月16日(24歳)

身長・体重:181cm・76kg

出身地:茨城県

所属クラブ:ズヴォレ(オランダ)


東京五輪世代の中心としてチームを牽引してきた男は、本大会でも左サイドバックのレギュラーとして多くの試合に出場。CBやボランチなど様々なポジションでプレーが可能で、「どこのポジションを任されても高いレベルでプレーしなければいけない」と成長に余念がない。


冨安健洋


生年月日:1998年11月5日(22歳)

身長・体重:187cm・84kg

出身地:福岡県

所属クラブ:アーセナル(イングランド)


東京五輪では大会直前に負傷し、途中で戻ってきたが不完全燃焼の出来に終わった。ただ、その力はすでにA代表の主力レベル。高さと巧さを併せ持つ若きDFは、ピッチ上で周りに声をかけてチームをコントロールする。今後の日本のCBを背負う存在としても期待は大きい。


◆MF

原口元気


生年月日:1991年5月9日(30歳)

身長・体重:177cm・68kg

出身地:埼玉県

所属クラブ:ウニオン・ベルリン(ドイツ)


今季から加入したブンデスリーガのウニオン・ベルリンで開幕3試合連続先発。前節にはアシストを記録するなど、豊富な運動量を生かしたハードワークと積極的な仕掛けから存在感を高めている。前回の最終予選で4得点を奪取した勝負強さを今回も発揮できるか。


柴崎岳


生年月日:1992年5月28日(29歳)

身長・体重:175cm・64kg

出身地:青森県

所属クラブ:レガネス(スペイン)


約10カ月ぶりの代表復帰を果たした日本の司令塔。クラブの状況もあってなかなか選出されていなかったが、森保一監督の信頼は絶大だ。正確無比な長短のパスは、日本のボランチの中でもトップクラス。最終予選でも中盤からタクトを振るい、チームを勝利に導く。


遠藤航


生年月日:1993年2月9日(28歳)

身長・体重:178cm・76kg

出身地:神奈川県

所属クラブ:シュトゥットガルト(ドイツ)


ブンデスリーガでデュエル・キングと呼ばれるほど攻守にスケールアップした男は、2度目の最終予選に臨む。東京五輪ではオーバーエイジとして若いチームを牽引したが、A代表でも中盤の柱として引っ張りたいところ。攻守の要は大事な舞台で真価を見せられるか。


伊東純也


生年月日:1993年3月9日(28歳)

身長・体重:176cm・66kg

出身地:神奈川県

所属クラブ:ヘンク(ベルギー)


日本が誇るスピードスター。ただ、近年はスピードだけでなく緩急をつけたドリブルやクロス、シュートの質も向上。サイドアタッカーとしての能力を開花させている。4年目となる欧州で価値を高める男は、最終予選でもサイドを切り裂き、ゴールを陥れてくれるはずだ。


南野拓実


生年月日:1995年1月16日(26歳)

身長・体重:174cm・68kg

出身地:大阪府

所属クラブ:リヴァプール(イングランド)


最前線から2列目の中央、左右と、様々なポジションでハイレベルのパフォーマンスを出せるアタッカーは、6月のタジキスタン戦で本田圭佑に並ぶW杯予選7試合連続得点を記録。「偉大な選手に並べることは嬉しい」と語ったが、最終予選でさらなる記録更新を目指す。


守田英正


生年月日:1995年5月10日(26歳)

身長・体重:177cm・74kg

出身地:大阪府

所属クラブ:サンタクララ(ポルトガル)


川崎フロンターレからポルトガルへと旅立った男は、異国の地で大きな成長を遂げ、日本代表でも欠かせない選手になろうとしている。ピッチでは技術力とボール奪取力、戦術理解度の高さを感じさせる。攻守に存在感を増し、ボランチの先発争いに名乗りを上げる。


鎌田大地


生年月日:1996年8月5日(25歳)

身長・体重:180cm・72kg

出身地:愛媛県

所属クラブ:フランクフルト(ドイツ)


昨年のブンデスリーガで32試合5ゴール15アシストの記録を残し、近年の森保ジャパンでも継続的に好パフォーマンスを披露。自身の夢として「ワールドカップは行くだけではなくて主力として出たい」と語る男は、最終予選で主軸として別格の存在感を放つことができるか。


板倉滉


生年月日:1997年1月27日(24歳)

身長・体重:186cm・75kg

出身地:神奈川県

所属クラブ:シャルケ(ドイツ)


東京五輪ではセンターバックで冨安健洋の負傷をカバーする好パフォーマンスを披露。大会後にはフローニンゲンからドイツ2部のシャルケへと移籍し、活躍の舞台を移した。A代表ではまだまだ主力ではないが、「常にレギュラーの座を狙っている」と虎視淡々とチャンスを待つ。


堂安律


生年月日:1998年6月16日(23歳)

身長・体重:172cm・70kg

出身地:兵庫県

所属クラブ:PSV(オランダ)


昨季に加入したドイツのビーレフェルトでプレーの幅を広げ、アタッカーとしての総合値を高めた。東京五輪では中心選手として全試合に出場。惜しくも4位に終わった後、「この試合が自分のサッカーキャリアの分岐点になったと言われるように」と語り、次なる戦いに前を向いた。


久保建英


生年月日:2001年6月4日(20歳)

身長・体重:173cm・67kg

出身地:神奈川県

所属クラブ:マジョルカ(スペイン)


日本の未来を背負う存在と言っていいだろう。先月の東京五輪ではグループリーグで3試合連続ゴールを奪い、日本のベスト4入りに大きく貢献。多彩なドリブルとシュートで存在感を示した。マジョルカで評価を高めるレフティーは、A代表の舞台でも飛躍を見据える。


◆FW

大迫勇也


生年月日:1990年5月18日(31歳)

身長・体重:182cm・71kg

出身地:鹿児島県

所属クラブ:ヴィッセル神戸


攻撃陣の核となるストライカーは、今夏7年半ぶりにJリーグへ復帰。欧州から日本へと戻ってきた中、「自分も成長できるチャンスだし、ここでしっかり結果を出せば自信もついてくる」と新たな戦いに前を向く。移動のスムーズさなどメリットを生かし、再び代表で違いを見せる。


古橋享梧


生年月日:1995年1月20日(26歳)

身長・体重:170cm・63kg

出身地:奈良県

所属クラブ:セルティック(スコットランド)


今夏にスコットランドに渡ったストライカーは、抜群のスピードと動き出しで相手DFを手駒に取り、新たな舞台でさっそく“得点”という結果でアピールしている。学生時代から代表に縁がなかった男は、2019年に初招集。今回は最終予選でゴール量産を狙っていく。


◆9月の試合日程

FIFAワールドカップカタール2022 アジア最終予選 第1節

対戦相手:オマーン代表

日時:9月2日(木)19時10分キックオフ

場所:市立吹田サッカースタジアム(大阪府)

放送:テレビ朝日系/DAZN


FIFAワールドカップカタール2022 アジア最終予選 第2節

対戦相手:中国代表

日時:9月7日(火)24時キックオフ

場所:ハリーファ国際スタジアム(カタール)

放送:DAZN