セビージャに所属するフランス代表DFジュール・クンデは、今夏の移籍が認められずクラブに不満を抱いているようだ。3日、イギリス紙『エクスプレス』が伝えている。


 現在22歳のクンデは2019年7月にボルドーからセビージャへ完全移籍。1年目からスタメンの座をつかみ、2019−20シーズンのヨーロッパリーグ制覇に貢献した。昨シーズンは公式戦通算49試合に出場するなどさらに存在感を高め、今夏にはフランス代表としてEURO2020にも参戦していた。


 そんなクンデに対し、今夏の移籍市場では複数のクラブが関心を示していることが明らかとなっていたが、なかでもチェルシーとは個人条件で合意するなど移籍に近づいていたことが報じられていた。


 チェルシーはセビージャと4700万ポンド(約71億円)程度の移籍金でクンデ獲得に口頭合意したことが伝えられていたが、まずはDFの枠を空ける必要があった。そのため、先にフランス代表DFクル・ズマの移籍交渉を優先させ、28日にウェストハムへと売却。ここからクンデ獲得へと正式に動き出したチェルシーだが、セビージャ側が突如移籍金を引き上げ、設定されている契約解除金の満額である6800万ポンド(約103億円)の移籍金を要求した。しかし、チェルシーはこの要求に応じることはなく、交渉はまとまらなかった。


 クンデとしては8月28日に行われたラ・リーガ第3節エルチェ戦(1−1の引き分け)の出場を回避するなど、チェルシー移籍を望んでいたものの、最終的に移籍は実現せず。この結果に同選手は激怒していることが報じられており、現在はフレン・ロペテギ監督やスポーツディレクター(SD)を務めるモンチ氏からの電話を完全に無視しているようだ。


 なお、クンデはフランス代表として9月1日に行われたFIFAワールドカップカタール2022欧州予選・グループD第4節のボスニア・ヘルツェゴビナ代表戦に先発出場したものの、51分に一発退場となっている。インターナショナルマッチウィーク明けのセビージャでは次戦、バルセロナとの対戦が予定されているが、上層部に不満を抱えているとされるクンデは果たして出場するのだろうか。