イングランド代表を率いるガレス・サウスゲート監督が、選手が人種差別を受けたことについてコメントした。イギリス紙『イブニングスタンダード』が伝えている。


 イングランド代表は2日、FIFAワールドカップカタール2022欧州予選・グループI第4節でハンガリー代表と対戦。スコアレスで迎えた後半、イングランドの攻撃力が爆発。ラヒーム・スターリングのゴールを皮切りに得点を重ね、4−0で勝利した。


 同代表は敵地に乗り込んだ形になったが、ハンガリーのサポーターから人種差別的なチャントがイングランド代表選手に向けて歌われたようだ。これを受けてイングランドサッカー協会(FA)は声明で、国際サッカー連盟(FIFA)に調査を依頼したことを発表。選手やスタッフへの支援を行うと伝えていた。


 試合後、サウスゲート監督は選手を差別的なアクションから保護するよう要求。チームによる対策のみならず、試合を管理する組織も対策するべきだと主張した。


「我々のチームとしての立場は誰もが知るところだろう。明らかに受け入れられないことだ。こんごのレポートのすべてを確認し、そこから何が起こるかを見守らなければならない。それは他の人が対処することだ。人種差別と戦うために、このグループの選手とスタッフ全員ができることはもうこれ以上ない。私たちは自分たちの役割を果たそうとしている。進展するためには我々だけではなく、第三者も正しいことをしなければならないと思う」


「選手たちは、反対の立場を貫くため、この2、3年の間、メッセージを発信し続けてきた。それ以上できることはもうないと思う。組織的に彼らを保護してほしい。私も彼らを守るつもりでいるが、当局も同様に彼らを守るべきだよ。選手たちは、いかなる種類の人種差別も受けるべきではない」


 一方で、ハンガリーのすべてのサポーターが差別をしているわけではないと語り、一部の心無い個人の問題だと語っている。


「観客の中にも差があると言わざるを得ない。ホームにいる全員が問題を起こすわけではないからね。今夜、私たちの国歌は大切にされていたし、ハンガリーのファン全員を批判するのはフェアではない」


「多くのハンガリーファンはとてもやさしく、良いふるまいをしていた。私たちの国での状況と非常によく似ている。責任のある個人に対して解決しなければならない」