12日に行われるFIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選第4節オーストラリア戦に向けて、日本代表DF冨安健洋が取材に応じた。


 日本代表は7日に行われたアウェイでのサウジアラビア代表戦に0−1で敗戦。チームは試合後すぐに日本へと向かい、8日深夜に到着したが「移動が思っていたより時間もかかり、睡眠時間も完全には確保できていないですけど、許容範囲内というか問題ないと思います」とコンディションに言及。サウジアラビア戦での敗戦で「後がない」と話す冨安は、「絶対に勝ち点3が必要になってくる試合なので、たくさん時間があるわけではないですけど、選手間でたくさん話をして、できる限りすり合わせをしないといけないと思っています」と話す。


「後半に入ってシンプルなミスが明らかに増えたと後ろから見ていても感じた」というサウジアラビア戦。吉田麻也は試合後に「最終予選が不甲斐ない結果になれば、すっぱり辞めようと思っている」という強い覚悟を示したが、冨安は「その覚悟はサウジアラビア戦では足りなかったところ。一人ひとり思っているところもありますし、全員頑張っているというか、勝ちたい、W杯に行きたいと思っていて、ピッチでどう表現するか。それをチームとしてどうプラスに持っていくか。一人ひとり気持ちは持っているので、それをどうつなげるかが大事になるかだと思います」と、取材中「どう結集させるか」という言葉を何度も口にした。


 日本は最終予選3試合を終えて1勝2敗で勝ち点3。得点は中国戦での1得点のみとなっているが、「全選手が『今、誰がフリーなのか』を感じる必要があると思います。相手のシステムを判断材料として持ち、『こうなっているから必然的に誰がフリーになる』をチームとして共有しないといけないですし、それがわかった上でどうボールを動かすか、持っていかないといけないかは共有しないといけないと思います。サイドチェンジは後半、特に少ないと感じましたし、右サイドにボールがあるときに僕や逆の人間を見てほしいと思いました。それは試合中、試合後にも伝えたので、より良くなっていくと思います。あとはスローインでのロスが多いので、それは全員で共有してどう逆サイドまで持っていくかは、練習でもやっていかないといけないと思います」と課題を挙げた。


 サウジアラビア戦でのゲーム運びは「CBがボールを持ったとき、明らかに(遠藤)航くんを消しにきていたのは感じましたが、システム上、航くんの後ろは空いてたので、スペインがやるような“6番8番”の形にしたり、SBに預けて航くんに入れてもらうというような、誰がフリーでどう届けるかは僕も含めてまだまだやっていかないといけない」と話し、オーストラリア戦では「まず、もっとアグレッシブにプレーしないといけません。追い込まれていますけど、守りに入ってもしょうがないので。アグレッシブに前向きに、やってやると全員が思ってプレーしないといけない。サウジアラビア戦はボランチやサイドハーフに守備を頑張らせ過ぎたので、同数でもいいと思わせるくらい自信を持って後ろはプレーしないといけません。もう少し守備の人間が負担を背負わないといけないと感じたので、そこは変えていかないといけないところだと思います」と、リスクを持ちながら試合をしないといけないと話した。


 サウジアラビア、オーストラリアは3連勝を飾っており、早くも勝ち点6差の状況。「サウジアラビア戦を取れず、より追い込まれた状況になりました。僕たちの覚悟をチームとして結集して臨みたいと思っていますし、勝ち点3を取るしかないので、そこの覚悟、気持ちを結果につなげられるよう、ピッチでできる限りのことをやりたい」と意気込みを示している。