AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループJ第6節が5月1日に行われ、ヴィッセル神戸(日本)と傑志(香港)が対戦した。


 既にグループステージ突破を決めている神戸は、4月25日のチェンライ・ユナイテッド(タイ)戦からメンバーを5名変更。山口蛍、井上潮音らは引き続きスタメンに名を連ねた。


 試合は神戸がボールを握る展開となるも、効果的なボールをゴール前に入れることができない。32分には背後へのスルーパスからピンチを迎えるも、大﨑玲央がギリギリのところでカバーリングを見せてシュートブロック。ピンチを迎えるも失点は許さなかった。


 その後も神戸は攻めあぐねる時間帯が続くも、41分、山口蛍が左サイドで粘って中央へパスを送ると、リンコンが巧みなターン。相手DFのファウルを誘い、PKを獲得した。倒されたリンコン自身がキッカーを務めると、GKの逆を取る冷静なシュートを沈め、神戸が先制に成功した。


 このままハーフタイム突入かと思われた前半アディショナルタイム、神戸は大﨑のハンドでPKを献上。このPKをデヤン・ダムヤノビッチが落ち着いて右隅に決め、試合は振り出しに戻った。


 後半に入っても試合の様相は変わらず。神戸はボールを保持できるが、危険なエリアまでボールを運ぶことはできない。64分には大迫勇也、郷家友太に加えて、負傷からの復帰戦となる武藤嘉紀を投入して攻撃の活性化を図る。


 76分には初瀬亮が左サイドをドリブルで突破してクロスを送り、郷家がヘディングシュートを狙う。しかし、シュートは枠を捉えることはできない。


 神戸はなかなか反撃の糸口を掴めずにいたが、セットプレーから決定機を作り出す。87分、右コーナーキックのチャンスを迎えると、キッカーを務めた井上が正確なボールを供給。大迫がニアに相手DFを引きつけると、その後ろで武藤がフリーに。ピンポイントクロスから武藤が頭でネットを揺らし、神戸が勝ち越しに成功した。


 このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム、傑志が再び反撃へ。左コーナーキックを獲得すると、右足から放たれたボールにラウル・バエナが頭で合わせる。土壇場で傑志が同点に追いついた。


 試合はこのまま2−2でタイムアップ。勝ち点1を積み上げた神戸が、グループステージ首位通過を決めている。


【スコア】

傑志 2−2 ヴィッセル神戸


【得点者】

0−1 44分 リンコン(PK/ヴィッセル神戸)

1−1 45+3分 デヤン・ダムヤノビッチ(PK/傑志)

1−2 87分 武藤嘉紀(ヴィッセル神戸)

2−2 90+1分 ラウル・バエナ(傑志)


【スターティングメンバー】

ヴィッセル神戸

GK:前川黛也

DF:山川哲史(76分 尾崎優成)、槙野智章、小林友希(64分 郷家友太)、初瀬亮、大﨑玲央

MF:山口蛍(46分 櫻内渚)、井上潮音、中坂勇哉、日高光揮(64分 武藤嘉紀)

FW:リンコン(64分 大迫勇也)